griffin avenue’s blog

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タンクローリーの炎上事故による被害。。。

首都高速道路会社は14日、今年8~9月の首都高の1日あたりの平均通行台数が前年同期比6・2%減の約109万1000台にとどまったと発表した。 2か月間の料金収入も6・1%減の約393億8000万円で、減収分は約25億4000万円に上る。8月3日にタンクローリーの炎上事故が起きた首都高速5号線の復旧工事と、それに伴う渋滞が主な原因。 このため首都高は14日、5号線が全面復旧したことを受け、事故による料金の減収分を算定し、約20億円の復旧工事費と合わせ、タンクローリー保有する運送会社などに損害賠償を請求する方針。 8~9月の都内の首都高の渋滞は8月3日の事故前に比べ、最大1・5倍を記録。平日の午前11時の渋滞は、竹橋ジャンクション(JCT)―板橋本町間の下りで事故前の最大4・4倍(7・5キロ)に上った。 
(2008年10月14日21時02分 読売新聞)
 
首都高速側も、今回は、とんだ目に遭われてしまった。ハラワタが煮えくり返る思いだろう。損害は、当初、百億にも達するとの予想もあったが、早い復旧工事により、事のほか小さく済んだのは、利用者としても不幸中の幸いと感じられた。。

今回は、タンクローリー運転者のズボラな操作が原因となり大事故に繋がってしまったが、振り返れば?同じようなケースが、今から3年前、JR福知山線でも起きている。あの時も、ダイヤの遅れを取り戻そうとした運転手が列車のスピードを無理に上げたために、未曾有の大惨事になってしまった。ケースは違うが被害はともに甚大である。。

軽い気持ちの操作から大惨事を引き起こす例は意外に多い。私としても、車の運転には十分気を引き締めたい気持ちになった。そんな中、今、国会の内外では、与野党が今後予想される選挙を見据えてか?・・高速料金を段階的に引き下げる案や、無料にする案を打ち出している。。

利用者サイドから考えれば悪い話ではないが、こうした場合の突発的な巨大補修費の捻出等を考えると?・・俄かに支持するわけにはいかない。それこそ?・・アクアラインや瀬戸大橋クラスの大補修を考えれば?・・その費用は今回以上になるのは?・・素人の私にも想像が付く。。

今年の春まで、首都高速側は、従来の一律料金を改め、距離別料金への移行を画策していた。背景には利用料の増収を図る目的が有ったのだろうが、その後に起きた「燃料高騰」の流れを受けて、その目論見は一時中断している。私も、こうした姑息的な「料金引き上げ」には?大反対を叫びたいが・・といって、幾らなんでも無料では・・後々が心配になる。極端な「ウケ狙い」により、国民を惑わすのだけは困る。もっと冷静な議論をしてもらいたい。。

今後、景気の悪化から、ただでさえ「税収」の落ち込みが予想されている。私としては、何よりも「歳出の削減」が大前提と考えるが、足らざる部分においては、道路特定財源などの目的税一般財源化するのも?・・時節柄を考えれば已む得ぬ流れと考えている。(この時期、消費税を上げる方が日本経済に、遥かにマイナスである)

但し、それに当たっては、利用者への一部還元も平行してなされるべきが当然であり、利用料金の一部引き下げは?考慮されて然るべきものである。。

今回の首都高速の事故は、自然災害によっても同じことが起きるわけで、社会資本の維持には、改めて金が懸かるものだと思い知らされた。国会では真剣な議論を求めたい。。。(ーー;)