コリエレ・デラ・セラ紙によると、リボルノ港湾監督事務所の沿岸警備隊のグレゴリオ・デファルコ隊長(46)。18日付同紙は一面で「ありがとう隊長」の見出しで「一人(船長)はわれわれに恥をかかせ、もう一人(隊長)は名誉を取り戻してくれた」とたたえた。
隊長は事故直後に、電話で船長に繰り返し船に戻るよう促した。言い逃れをする船長に「まんまと逃げ出したが、このツケは払わせる」などと叱責。「船に戻れ、畜生」というせりふがプリントされたTシャツも早速登場した。
隊長自身はメディアの取材に対し「私だけでなく、救出に参加した同僚や海軍、警察など全員が他人のために自分を忘れて行動した」と述べ、英雄扱いしないよう求めた。(共同) ZAKZAK 2012.01.19
責任ある立場にいるものが、問題から目を背け、一早く逃げるとは何ごとぞ!・・・
イタリアの客船座礁事故に於いて、乗客を置き去りに、一早く逃げてしまった船長に対し、世界中から非難轟々となってますが、・・・
思い起こすと・・・日本でもその昔、1982年のこと、福岡から羽田に向かっていた日航機が、機長の信じがたい行動(逆噴射)により、機体を失速させ、墜落させ、大惨事に至らしめた事故がありました。。
あの時の機長も、今回のイタリアの船長と同じく、殆どの乗客を機体に残したまま、自らは一早く救命ボートに乗り込むなどして逃げていました。。
その模様を見た視聴者から・・・「あいつはキ○ガイか?・・・」と、激しい非難が湧きあがったのを、今も鮮烈に覚えています。。
大惨事でありましたから、ご記憶の方も多いと思います。。
今回、イタリア客船の座礁事故を見ていたら、・・・「どこの国にも、こういうヤツは居るんだなぁ」・・・などと、しみじみ思った次第であります。。