griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

ハンガリーの汚染物質流出事故・・・その後。。

ロイター通信などによると、ハンガリー西部コロンタール近郊のアルミニウム精製工場で起きた廃液貯水池の決壊事故で、流出した有害物質を含む大量の汚泥が7日、約70キロ・メートル離れたドナウ川本流に到達した。
セルビアルーマニアなど下流域の国々は水質の監視態勢を強化した。
ハンガリー政府は被害拡大を防ぐため、汚染された河川に中和剤をまくなどの対策を続けている。
事故では4人が死亡、150人以上が負傷し、汚泥が流れ込んだドナウ川の支流では大量の魚の死骸(しがい)が浮いているという。
ハンガリーのオルバン首相は7日、現場を訪問し「前例のない環境破壊の惨事」と述べた。
(2010年10月8日13時54分  読売新聞)

>「前例のない環境破壊の惨事」・・・・ここでは写真は載せられないが、とても信じられない光景が広がっている。元のニュースに戻って、ご覧頂きたい。。

春に起きたメキシコ湾での原油流出事故と、今回とでは、どっちが酷い惨事なのか?・・・不謹慎ながら思ってしまう。。

まさに甲乙つけ難し・・・

メキシコ湾の原油流出事故では、沿岸部や周辺諸国に大被害をもたらしたが、オバマ大統領の肝入りもあって、油田の権益を持つBP社がシャカリキとなって行動し、曲がりなりにも流出を食い止めることが出来た。。

更に、関係者への補償も、今後、順次行われてゆくと思われる。。

だが・・・ハンガリーの方はなぁ・・・そもそも、こんな危険物を露天に溜めれる会社だから・・・とてもまともとは思えず、今後の事故処理にも、良心的に行動するとは思えない。。

おそらく、倒産して、さいならぁ・・・と見る。。

気の毒だが、・・・泣き寝入り・・・ではなかろうか。。(v_v)

いずれにせよ。この村の地下水は、もう二度と飲めんだろうし、ほぼ村は死んだも同然。。

振り返ると、今年の7月にも似たようなことがあった。中国吉林省で洪水が原因で、化学工場から大量の化学物質が流れ出した件。それが付近の川(松花江)に流れ出したのだが・・・ニュースで、ご記憶の方も多いと思う。。

ドラムで凡そ7000本程度だったとされるが、当時、発生国の中国が詳細を公表しないため、同河川を支流に持つロシアも相当にイラ付いていた。。

それはまた、オホーツク海を沿岸部に持つ日本も例外になく、北海道への影響が心配されたが、その後の顛末が何故かニュースになっていない。どうもスッキリしないでいる。。

またしても中国の情報統制により握りつぶされたのではと?・・・勝手な憶測をしている私だが、少なくとも、その後、大騒ぎになっていないところを見ると、影響は最小で済んだものと判断している次第。。

多分、一部は流れたのだろうが、・・・大部分はドラム缶ごと回収されたのではと見ている。。

という訳で、今年はザッと目にも、こうしたデカイ事故が、三つも重なった年であった。。

おりしも、映画やゲームでは「バイオハザート」が大ヒットを飛ばしている。それらは、フィクションだが、こっちはノンフィクション・・・・

現地の人たちは、今も背筋が凍る想いでいるだろう。。

おそらく、これは国連が動かないと・・・申し訳ないが、ハンガリーの力量では・・・無理と思われる。。

早く動いてもらった方が良い。。

今や国境はおろか海や空気を通じ世界がグローバルに繋がっており、一国の事故が、広範囲に影響を与えてしまう時代となっている。。

日本も、その昔は似たような状況だったから、決して大きな顔は出来ないが、今の新興国も、環境破壊の恐ろしさに、もっと目を向け、真剣に取り組んでもらいたい。。。\_(-_- 彡