ネットより、、、
イトーヨーカ堂が東北6県から全店舗撤収し、その他を含めると延べで40店舗の撤収になるらしい。。
我が県でも何店舗か撤収するらしいし、千葉県に至っては、ほぼ軒並って感じがする。。
随分思い切った決断だ。。(ーー;)
イトーヨーカ堂の出店の仕方は、まず土地を買って、そこに建物を建てるというやり方、しかも全て駅近の好立地ばかり、、、
土地神話が盛んだった頃の正に勝ちパターン、、、
ところが時代が大きく変わって、郊外に大規模駐車場を備えた複合型の大型商業施設が次々と出来て来ると、街の様相が一変する。。
それまで駅やその周辺に向かって行った人の流れがピタッと止まり、賑わっていた駅周辺は一気に寂れ空洞化が始まった。。
それが「ドーナツ化現象」と言われるものなんだが、大都市以外の駅近が急速に寂れて行く原因の一つにもなっていた。。
「ドーナツ化現象」自体は、それこそ何十年も前から始まっている現象であり今更の話なのだが、それにより他社が早期に撤退を進めて来た中で、ヨーカドーは今日まで良く持ち堪えて来たな?と思う。。
この辺りは「地べた」を持ってる強みだったと思うところ。。
今回、大規模に撤退を決めたヨーカドーだったが、一口に撤退するといっても、土地・建物ごとそっくり売却するパターンとか、建物は取り壊し、その跡地については自社で他に利用するなどのパターンとか、色々、、、
ただ店舗自体は古いものが多いから、購入後は最低でも内装設備のリニューアルや一定の耐震補強をしないと健全な営業を続けられないように思うところ。。
噂じゃ、ロピアなどのスーパーが、ヨーカドーの後釜として入るという話もあるらしいが、ロピアとてヨーカドーが閉店する全店を引き受ける訳じゃないだろうし、、、
場所に拠っては建物を取り壊して地べただけを売るか?、もしくは跡地に自費でマンションかオフィスを建てるなどして、付加価値を付けて再販する、って手もあるかも知れない。。(v_v)
ちなみに「セブン&アイホールディングス」はイトーヨーカ堂やセブンイレブンの親会社である。。
コンビニ飽和状態の中で、これまで一人勝ちして来たセブンイレブンだったが、最近は体調が芳しくないみたいで、今後については縮小も?なんてネガティブな予想も一部にあったりする。。
てか、今はコンビニ業界全体がそういうムードなんだけどね。人が減って行く時代なれば、多少はしょうがないような気もするが、、、(v_v)
少なくとも、胴元だけが儲かり、店舗はおいてけ掘りにされてる感が強い今のコンビニ業界に於いて、これからはそうした構図が成り立たなくなるんじゃないか?との見方もある。。
そこに目を付けた商社が流通の蛇口部分を自らの手で囲い込もうと、ファミリーマートやローソンを次々と企業買収し今後の流通の再編を進めようとしている。。
なんと言っても末端を制する者が一番強いからねぇ~
これまで一人勝ちして来たセブンイレブンだったが、そうした動きに安閑としてる訳にもいかず、労働力の安定確保問題に加え、人件費増の圧迫、コンビニオーナーの高齢化問題等も手伝って、夜間販売の維持にも厳しい環境は続く。。
親会社「セブン&アイホールディングス」としても、稼ぎ頭だったセブンイレブンの先行きに陰りが見えて来た以上、脚を引っ張り続けるヨーカドーの不採算店の脚切りに本腰を入れる決断をしたのだろう。。
俗に言う「スクラップ&ビルド」だ。まぁ整理統合は何時の時代もあるんだけどね。。
こうも立て続けに物価が値上がる時代では、流石の消費者も身構えるようになるから、、、
今まで近くにあって便利だけど、コスパ的には最悪のコンビニから、少々遠いけど価格の安いスーパーやドラッグストアーで買い物をする流れが今後も少しずつ定着して行くように感ずるところ。。
加えて2024年4月からは労働基準法の一部改正(労働条件明示)も始まり、先々で面倒くさいことになる前に早々と撤収を決めたのだと思う。。
百貨店経営も厳しいし、頼みとするコンビニも停滞期に入って来た、ということで、今回の決断に至ったのでありましょうね。。
2024年は色んな意味でターニングポイントの年になるのでは?、なんて思ってる。。(v_v)