2004年度に公立小学校の児童が起こした校内暴力の件数は前年度比18.1％増の1890件に上り、2年続けて過去最悪となったことが22日、文部科学省がまとめた調査結果で分かった。教師に対する暴力は同32.8％の大幅増。昨年の調査で増加した中学・高校の校内暴力は減少に転じており、専門家は「忍耐力が低下し、ささいなことで暴力を振るう子どもが増えている」と指摘している。 (日本経済新聞社 ＮＩＫＫＥＩ ＮＥＴ ９／２２ 20:04)
今の小学校のガキは、目上は勿論の事、本来、敬って接すべき？先生を蹴ったり、物を投げつけるたりする景色が珍しくないとか？先生を舐めて「ザレ口」を訊くガキに対し、ちょっとキツク嗜めれば、学校や教育委員会へ訴えて先生を辞めさそうとする？ こんな事では？先生だって「人の子」です。生徒指導に熱も入らなくなるのも無理は有りません。表向きは、教育に対する「情熱」とか？「理念」に付いて語る先生もおられる事と思いますが、どうして、どうして。本音の部分では「義務教育」だから？差し障りなく卒業させてしまえば？その後で、その「悪ガキ」が、どうなろうと『後は、野となれ山となれ』の心境だと思います。だからといって？誰がそれを責められようか？。。。。。
それこそ、私等がガキの頃は、程度にもよりますが？今で言う教師の「体罰」レベルは、ゴク「当たり前」でしたし、それに対し「異議を唱えて文句を云う」親も皆無に近い時代です。しかも、今と違い、先生は、先生としての、一定の「威厳と尊敬」を集めておりました。従って、生徒が悪い事をすれば、先生の判断で、ビンタは勿論。ほうきの柄でケツを引っぱたくとか？バケツを持たすとか？体罰を通しての「シツケ」を親も容認していた部分が有りましたね。中学になれば、ましてやの事です。授業中。「居眠り漕いて」いようものなれば、先生は見事な？ピッチャー振りで、コントロールも宜しく？「チョーク」や「黒板消し」が、ぶっ飛んで来たものです。 (^-^)
それが何時頃からでしょうか？先生が「親の顔」を見ながら生徒指導をする様になったのは？世の中全体が「高学歴社会」へ移行して行くあたりで？少しずつ先生と、親との間で立場の逆転が見え出して来たように感じます。それは先生と、教え子の親との間に「学歴」に逆転を起こし始めた事から始まります。上位の学歴を持つ親が、下位の学歴で教職に就く先生に対し、「蔑視」する「意識」が出て来た事が原因の一つとして考えられます。そんな親の態度を、傍らで見ていた生徒の意識に、大きな「変化」をうながして行ったものと考えられます。。。。。
もともと子供たちに、世の中の様々な「規範」を学ばせる「手段」として、まず親や祖父母を通して「仕付け」を施す事がまず第一で有り、第二として、その足らざる部分を、教師を通して「学校」から学ばせるという「流れ」だったと思います。ところが何時の時代からか？祖父母と同居をしない「核家族化」が進む事で、子供に「仕付け」をするスベを知らない？頭でっかちな軟弱な親が、仕付けの「職務放棄」を始め、その役割を「学校一辺倒」に押し付ける様になって来たところから、徐々に「オカシク？」なって来ています。。。。。
本来、それならば、親の「代行」も兼ねる教師に対し、親側も一定の体罰も許す「理解」や「覚悟」をすべきで有りました。それもなく、ただ「押し付ける」だけの態度を取り続ける中で、その忸怩たる思いを、逆に「先生を馬鹿にして」見る事によって、自己を「正当化」しようとする意識が働いた結果であろうと私は考えています。。。。。
更に、学歴社会が生んだ「歪み」は、取りも直さず「義務」を省みず、「権利」意識だけを「助長」する格好となり、この国の教育を、根底から歪めてゆく原因に繋がって行ったものと理解しています。これまでの「日教組」の歪んだ施策の反動（揺り戻し？）が、原因の一つとして有ると見ています。。。。。。
それにしても、現在「教育改革」に対する国民の要望が声高に叫ばれる中で、本来、社会的「尊厳」を認められるべき「教職」や「宗教者」を有るべき姿に戻す？国の「指針」なり、「法」的バックアップも考えるべき時ではないでしょうか？
将来の日本を担う子供たちを「健全」に育成して行く事が、取りも直さず将来の「日本」を支える重要な「カギ」となります。フランス人「ピエール・ド・クーベルタン男爵」は、『健全なる精神は、健全なる肉体に宿る』という言葉を引用されました。スポーツを振興し、ボランティア精神を育む中で「活力と慈愛」に溢れた躍動感の有る日本の復活を願っております。。。。。
頑張れ！ライオンハート！貴方なら出来る。
