griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

如何に優れた教員を育てるか?。。。。

いじめによる生徒や児童の自殺問題が深刻化するなか、東京都は27日午前、教職員の処分の対象となる行動に「児童・生徒へのいじめ」を加え、都立学校や各区市町村教委に通達した。都教育庁によると、いじめを処分の基準として明文化するのは全国でも例がないという。 都は、教職員がいじめに加担し、内容が悪質で隠ぺいや常習性がある場合は最高で免職処分までできるとした。いじめで停職や減給などの処分を受けた教職員には、新たに導入する再発防止研修の受講を義務づける。 都教育庁は今年4月、教職員の不祥事が相次いだことを受け、処分基準を策定。体罰やセクシュアル・ハラスメントなどを処分の対象となる行為として列挙したが、いじめは入れていなかった。 【日本経済新聞社 NIKKEI NET 更新:2006/10/27 16:02】

記事によれば今回、東京都は、深刻化する児童の自殺問題を受けて、都の教職員の処分規定の見直す通達を出した模様である。確かに毎日の様に起きている?スケベな先生のセクハラ事件。サディスティックな先生の陰湿な体罰。無気力な先生の職務放棄と、よくもまあ?これだけ可笑しな先生が出て来るものだな?と驚かされるやら?感心されるやら?の世の中になっている。そういった中では、ある種、こうした教師に対する「制裁的な流れ」も致し方ないものと考えられる。但し、その運用に当たっては、良く良く調べた上で、慎重にそして厳正に対応されるべきものと考えている。。。

私が敢えて「良く良く調べた上で」と注文を付けたのは??既に皆さんも良く「ご承知」の通りで、イカレているのは単に先生に限った事ではなかった。実はイカレた先生に負けず劣らずの?イカレたPTAやイカレた生徒が世の中に溢れ返っている現状があるからだ。しかも人口比的に考えるなら?むしろ?そうしたイカレたPTAやイカレた生徒の方が、イカレた先生よりも、数の上で遥かに上回っていると見て間違いはない。。。

その意味で、イカレたPTAやイカレた生徒たちが、世間を我が物顔に闊歩するなか、彼等の言い分だけを一方的に「鵜呑み」にしてたら?世の中メチャクチャになってしまう。それこそ教師の立場からすれば?冗談じゃない?とてもじゃないが?バカらしくてやってられるか?と、自発的に「リタイア」を希望する先生が、この先、急増することも考えられる。つまりは産婦人科の医師が激減しているのと同じく、教職員の減少も、同じ構図を辿る可能性が否定できないとして危惧される。。。

今、世の中で、「聖職」といわれる医師や看護士、そして教師たち。ところが?そんな彼らもまた、裏を返せば?傷つきやすい生身の人間である事に変わりはない。如何に聖職と煽てられようが?「志」だけではやっていけない現実の壁がそこにある。それを考えると?取り分け世の中の「垢」に染まっていない「若い先生」の間に、理想と現実のハザマで 『燃え尽き症候群』 が広まる可能性が否めない。そうさせない為にも?国としては、是可否でも彼らを「バックアップ」する体制を整えなければいけないと考える。でないと?この先、安倍政権が掲げる「教育改革」の指針がまとまっても??イザ!それを実行する段階において?理想が脆くも崩れ去る可能性が否定できない。それでは如何にもマズイだろう?。。。

そう考えると?教師に対する一方的な制裁論議ばかりではダメだ。時には疲れを癒す「アメ」も必要である。教育はこの国の将来を託す根幹である。血の通った「教育改革」を求めたい。東京都の決定を見て?ふとそんな思いが残った。。。