車を高速で横滑りさせて転回禁止の交差点でUターンしたとして、大阪府警住之江署は27日、府立藤井寺工科高校教諭の安井隆之容疑者(26)(大阪府八尾市)を道交法違反容疑で現行犯逮捕した。 猛スピードで危険な方向転換を繰り返す「ドリフト族」の警戒中だった。安井容疑者は容疑を認め、同日中に釈放された。ナンバープレートを外した改造車を運転しており、同署は道路運送車両法違反でも調べる。 発表によると、安井容疑者は27日午前1時半ごろ、大阪市住之江区の大阪南港で、高速で車の後輪をスリップさせながら転回禁止の交差点をUターンした疑い。調べに「車を横滑りさせて走るのが楽しく、南港でこれまでにも3回練習した」と供述したという。 府教委によると、安井容疑者は昨年4月に採用され、同校に赴任。担当科目は「工業」で、勤務態度に問題はなかったという。府教委は「本人から事情を聞き、厳正に対処したい」としている。
(2008年4月27日21時53分 読売新聞)
あらあら。この先生・・スピンターンで捕まっちゃったのかな。昔と違って今は法律が厳しいからねぇ。気の毒だが、こうなってしまう。あまつさえ大阪は交通事故の多発とマナーの悪さで、何時も上位常連の県である。府警としても汚名挽回に必死なのだろう。そんな中では、より安全運転に徹するのが道理であり、ごもっともな事と思う。。
だが、正直に言うと?実は私も若い頃に、若気の至りながら、記事の先生のような事も、やった経験がある。言い訳になるが・・当時は今とは道路事情が格段に違い、走る車の台数も少なくて、今より遥かに安全確保が出来ていた背景もある。でも違反は違反であり、当時としても良くないことであった。。
私らの若いころは、今と違ってオートマより5速車の方が珍重されていた時代である。それ故に誰もが、Wクラやヒールアンドトゥを必死に覚えた時代である。見通しの良い峠のワイディングロードを、シフトダウン・シフトアップを繰り返しながら、インベタに張り付いては、スローインファーストアウトで駆け抜けたものだ。(ブラインドコーナーでは絶対しない)
Rの大きいコーナーでは、ソーイングを繰り返し、前輪のグリップ度合いを確かめながら、高速で駆け抜けていった事が懐かしい。当時はまた、記事のような「スピンターン」も流行ったには流行ってたが、それを何度もやると?直ぐにサイドブレーキのワイヤーが伸びてしまう時代でもあった為、私などは、あまりやってはいない。。(^^ゞ
それにも増して、当時の走り屋には、一定の「節度」があった。他の車や歩行者の安全を考えて、街中では、まずやることはない。(一部の目立ちたがり屋はいたが・・) よく峠のコーナーで、カードレールが、ベコン・ベコンになったのを見かけるが、あれは、兵どもが夢の跡?・・かもしれない。(不謹慎な表現ではあるが・・)。。
兎も角も、時代は完全に変わったのである。気の毒だが、現代は、環境とマナー、そして安全確保が厳しく求められる時代になった。一歩間違えば「危険運転扱い」もされ兼ねないものである。それを考えれば「郷に入れば郷に従がえ」の例え通り、運転には一層の慎重さで臨むべきと考える。この先生も、その事を、よくよく自覚し、大事故に至らない内に、二度と止めてもらいたい。。
願わくば、あえて、そういう運転も楽しめるような?公共の遊び場を、国や地方が提供してくれると有り難いのだが、財政難に喘ぐ大阪にあっては、多分、それも難しかろう。私的には、ストレス社会の「ガス抜き」として、そういう場もあっても良いと思うのだが・・・一方では世界中で、CO2を減らそうと躍起になっている時代なれば?・・もう無理かもしれない・・という諦めもある。。(ーー;)