griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

誤飲を防ぐために。。。

島根県大田市大田市立病院で、入院中の同県美郷町の女性(86)が、看護師が使う薄いプラスチック製手袋をのどに詰まらせて死亡していたことが6日、わかった。大田署は、女性が誤って飲み込んだ可能性が高いとみて調べている。

 同病院によると、4日午後11時半ごろ、巡回していた看護師が女性の呼吸が停止しているのを発見。医師も駆けつけ、のどに詰まっていた手袋に気づいて取り除いたが、女性は間もなく死亡した。手袋は病室に備え付けられており、女性のベッド周囲には手袋数枚が散乱していたという。

 同署の司法解剖の結果、死因は窒息死と推定され、胃や食道からは他に手袋は見つからなかった。女性は先月末、脳梗塞(こうそく)で入院。病室は4人部屋で他に3人の患者がいたが、異変に気づかなかったという。
【産経ニュース 2007.10.6 13:30】

繰り返される「誤飲」。。以前にもスプーンを飲んだ患者の記事があったが、よわったモンである。。。

確かに、痴呆が進むと?人により、何でもかんでも?口に入れてしまう傾向が出て来る場合がある。それこそ?つい先ほど食った食事も、完璧に忘れるようになると?もはや油断も隙も出来ない。。。

ちなみに。友人に聞いた話だが、トイレットペーパーや、ティッシュなどの類は?誤飲の「定番品」らしい。談話室などに飾ってある花も良く食われるという。困るのは?いつ何処で食べるか分からない事である。しかも?患者が部屋などに「隠し持っている」場合がある。それらを全て未然に防ぐのは?口で言うほど簡単ではない。。。

とは言え?何だかの「手立て」を打ち、再発防止に努めなければいけないのは無論のことである。しかしながら特定の患者に専属の看護師を24時間張り付ける事などは出来るものでない。それ故に、誤飲を完璧に防ぐ事などは、極めて難しいことである。。。

今回の誤飲となった「ディスポ」などは、本来は患者の手の届かないところに置くのが原則といえる。しかし看護師などが、日常的に、もっとも使うものだろうし、誤飲を恐れるあまり、思いっきり不便な場所にストックすれば?その不自由さから看護業務に支障を来たす事も考えられる。。。

それこそ?看護師によっては、一度、使い終わった「ディスポ」をポケットなどに入れて繰り返し使う者も、当然、出て来よう。これは憶測だが、気付かぬうちに看護師の「ポケットから漏れて」フロアーなどに落ち、それが、たまたま患者に拾われたという可能性も否定できない。。。

その為か?病院や施設によっては、発見し易い「色付き」のディスポを使うなどして、事故防止に努めているところもある。。。

それと?何よりも認知症患者には、気の毒かも知れないが、絶えず多くの者の目に触れる場所に、身柄を誘導し留め置くことが必要となる。その為に、本人に取っては、些か煩わしく感じる事も考えられるが、拘束する訳にもいくまい。それ故、当人の「安全確保」の為には、この程度は、どうしても我慢して頂くしかない。。。

そして国も、夜間など看護師の手薄な時間のないような?高度な看護体制の整う施設を作って頂きたいものだ。。。