griffin avenue’s blog

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高齢の入院患者が相次いで肋骨(ろっこつ)を折った事件。。

兵庫県佐用町の佐用共立病院で、高齢の入院患者が相次いで肋骨(ろっこつ)を折った事件で、元看護師羽室沙百理(さおり)被告(26)(公判中)が、男性患者(当時80歳)の右目をボールペンで突くなどしてけがをさせたとして、県警捜査1課は15日、傷害容疑で神戸地検姫路支部に追送検し、捜査を終えた。羽室被告はこれで患者7人(同75~99歳)に対する同容疑など計11件を立件された。発表では、羽室被告は2008年9月、入院中の男性の右目をボールペンで突き、殴るなどして約1週間のけがを負わせた疑い。容疑を認め「職場の人間関係などでイライラし、はけ口として危害を加えた」と供述しているという。 (2010年9月15日16時21分 読売新聞)

そもそも、この事件が発覚し、最初にニュースとして報じられたのが、今年の4/30だった。当初は看護師が入院患者の肋骨を折ったとの疑いが持たれている・・・程度のニュースだった。。

隠ぺいしていた医療事故が、一部の職員の垂れこみにより暴かれたのか?・・・最初は私もそんな感覚で見ていたのだが・・・

それから三ヶ月半が経ち、徐々に調べが進むうちに、トンデモナイ事実が発覚した。。

なんと?その女は、複数の患者の肋骨を折り、挙句の果て、目は突くは・・・およそ信じられない行動の数々を繰り返していたことが判明する。。

まるで悪魔か何かにでも取り憑かれたかの所業・・・昔から「女は怖い」とはいわれて来たが・・これほど身震いさせる話も少ない。。

ちなみに「看護師」という呼び名・・・今でこそ違和感がなく受け入れられるようになったが、ホンの7~8年前までは「看護婦さん」と言われていた職業だった。男が一度は憧れる「白衣の天使」さまである。。

入院した経験を持つ方なら、その献身的姿勢に・・・誰もが胸を打ち、涙したことがあると思う。中にはそれが切っ掛けとなってロマンスに発展したケースもあったろう。。

そもそも入院すれば・・・患者は「まな板の鯉」・・・

お医者様と看護婦さんの「善意」を信じ、只管、全幅の信頼を寄せるのみ・・・となる。。

今回、ターゲットにされた方々は、皆、ご老人の方々だった。それこそ意思の疎通もままならない方もおられたに違いない。まさに弱者中の弱者といえる方々である。。

そうした方々ばかりを狙い・・・この女は裏でこんな酷いことをしてた・・・という訳だ。。

その数、なんと11件・・・それも分かったものだけ・・・全容は闇の中・・・

というのも、予想される患者の多くは、既に亡くなられており、調べようがないのである。。

だもんで、これ以上の余罪については、調べようもなく・・・残念ながら捜査もここで打ち切りとなった。。

それにしても、すごい山である。。

当初から噂としては、色々寄せられていた情報も・・・まさかここまでもと・・・予想した捜査員はいなかったのではなかろうか・・・

今年は、この他にも乳児の足を折る女も登場したり、育児放棄して二人の子を餓死させる例もあったり、その他にも類似事件は数多あった。。

今年の重大ニュースには、まだ早過ぎるが・・・まぁ、世の中、不景気続きで、益々仕事もハードになり、その割に給料も上がらず、益々ストレスがたまって行く中で、そこに追い打ちをかけるような職場の人間関係が悪化すると・・・

八方塞がりとなり、追い詰められるようにして、抑圧されたパワーが一気に理性のダムを決壊していったように感じられる。一たび決壊すると・・・それを抑え込むのは容易なことではない。。

だとしても、全ての人がブチ切れる訳でなく、・・・そのシワ寄せを「弱者」に向けるというのは?・・・道義的に見ても許されない。。

そうした職員の苦悩を、感じ取って来なかった職場の人間関係にも、私は一定の「問題あり」を感じるが、であっても、それで免罪符になる訳ではない。。

早く罪を償って出直してもらいたい・・・というのが私の願いだ。。。http://webryblog.biglobe.ne.jp/images/manage/emoji/deka/deka_03_hu.gif