東京消防庁によると、府中市小柳町では午前７時ごろ、多摩川の中州で、６日夜からネコと一緒に木につかまっていた男性（５６）をボートで救助した。大田区仲六郷では午前６時１５分ごろ、水没したゴルフ場に「人が取り残されている」と通報があり、ヘリコプターやロープなどを使って８人を救助した。
大田区下丸子で「シートにつかまったまま人が流されている」との通報や、世田谷区玉堤で「男性が流されている」との通報があったが、発見されていない。 【産経新聞 Sankei Web 2007/09/07 12:08】
２００５年に続いて、今回の台風も、かなり強烈でしたね。テレビのニュースでも繰り返し流されていた多摩川（東京と神奈川の県境を流れる一級河川）は、広大な河川敷を飲み込んで川幅いっぱい迄に増水していました。。。
その為、一時は決壊も心配された多摩川でしたが、台風一過もあって、私が訪れた時は、既にすっかりと水位を下げていました。河川敷も？写真の通り、ところどころの水溜りが残る程度になっていました。無事に水が引いて、本当に良かったと思います。。。
よく見ると？ところどころに流されて来た浮遊物の残骸が置き去りになってますね。水の力って凄いモンですね。。。
多摩川は川幅が広いために、河川敷のところどころにホームレスの仮設小屋が点在しています。その為に、今回も、そんな彼らが真っ先に犠牲になってしまった。だがホームレスの中には、記事のように？不安定な中州と知りつつも？風流に生きるホームレスもいる訳で、一口にホームレスと言っても様々である。。。
しかもイザとなれば？そんな彼らを、高額な税金を投入し、ヘリコプターで救出することになる。勿論、人命救助だから、当然の事とは承知しているが？何故か釈然としないのは何故だ。（出来れば？もう少し場所を選んで欲しい？）。。。
河川の周辺には、超高層ビルの建設ラッシュに湧く地域もある。静かな街並みは、ここでも急速に、その景色を変えようとしている。。。
しかし、変わり行く「街並み」とは対象的に、傍らで「ひっそりと」たたずむホームレス小屋。。。見慣れた多摩川の流域にも、明暗の分かれた二つの社会が紛れもなく存在している。。。
凄い台風だったが、今回は改めてそれを、私たちに気付かせてくれたように思う。またしてもウ～ムである。(v_v)
