griffin avenue’s blog

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横浜のソウルフード「かもめパン」の工場が焼失。。

30日午後4時10分ごろ、横浜市南区永田東2丁目のパン工場「かもめパン」から煙が出ているのを、近くの交番で勤務中の南署員が発見、同署に連絡した。同署が出火原因などを調べている。
 同署によると、鉄骨モルタル2階建ての工場と、隣接する木造2階建ての事務所兼更衣室、空き家を焼いた。けが人はなかった。同署の調べでは、焼けた工場は小中学校の給食用ごはんを炊く施設。出火当時は稼働しておらず、工場内に従業員はいなかったという。(神奈川新聞) 20140330 2335

 
ヤマザキパン」とか、「パスコ」とか、まだ広域をカバー出来るほどの大手製パンが育っていなかった頃のこと。ローカルに根差す街の小さな「パン屋さん」があった。。

彼らは駅や街の小売店に、今でいうホールセールの「菓子パン」を丹念に卸して廻ったのである。横浜の場合はそれが「かもめパン」であり、「フナショクパン」でり、「第一パン」であったような記憶が私の中にある。。
 
おそらくこうした図式というのは、横浜に限らず、日本全国、どこでも大体そうだったように思われるところであり、やがて各社の力の差が顕著となるにつれ、次第に寡占化されて行く流れをたどるのだが、・・・・
 
ちなみに私が学生だった頃のこと、部活などを終えて帰る際に腹の減りを抑えきれず、しばしば買い食いして帰った想い出がある。。

今振り返ると、あの当時の「かもめパン」は間違いなく横浜の一つのソウルフードであった。。
 
その点今は小売店よりも量販店が幅を利かす時代に代わっており、彼らのようなスケールメリットを持たない弱小「パン屋」は老兵が消えゆくが如く、そう遠くない将来には退場するしかない運命にある。。
 
そんな中、パン業界では今年の一月、浜松のヤタローパンが「ノロウィルス」事故を起こして一躍存亡の危機に立たされてニュースになったが、「かもめパン」はそれよりも一段と規模の小さい「パン屋」である為、今回の火事は存亡どころか?一コロのレベルに近い。。
 
ちなみに「パン屋」の「火事」は昔から多くあった。全焼とはならないまでも「ボヤ騒ぎ」などはショッチュウの業界。理由は「揚げパン」などを大量生産する際、フライヤーから出る油煙が排煙ダクト内にカスとなって停留し、それらの清掃を怠ると発熱から引火して火事に至るのだといわれている。。

だが今回、記事に依ればこの日、火事になった「かもめパン」は学校給食用の米飯の工場とされ、設備がそれオンリーであったのかどうかは?記事からは読み取れないが、少なくとも休業中であった事実を踏まえれば、それが原因だったとは到底考えにくい。。

おそらくは漏電など何らかの別なる原因があったものと推察されるが、いずれにせよ「誠に残念な結果である」と申す他はなく、謹んでお見舞いを申し上げたい。。\_(-_-