griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

「体罰」全否定の波紋。。

静岡県の高校教員の男性(26)は、大阪市立桜宮高校の問題が発覚して以降、ささいなことでも生徒たちが「体罰だ、体罰だ」と口を出し、きちんとした指導が行き届かない状況があることに触れていた。
同様の指摘はほかにもあって、先生がちょっと怒っただけでも「ターイバツ、ターイバツ」と連呼するクラスがあるという話も。戸惑いながら生活指導にあたっている先生たちの様子が浮かぶ。
「一番懸念するのは、先生たちが問題ある児童生徒の担任を避けることです」。山口県の公立小学校教員の意見だ。問題行動を起こす児童や生徒に対する生活指導は苦労が多い。必要な指導であると確信した行為だったとしても、それが「体罰」として露見すれば処分対象になる。
この先生は指摘している。「誰しも火中の栗を拾って自分の評価を下げたくない。特に小学校では高学年の学級担任は生徒指導上の問題も複雑になり、仕事は大変になる。これからは高学年の担任を希望しなくなるのではないか」 MSN産経ニュース 2013.2.18 11:00

記事を見ていて感ずることは、正直言って、・・・・ほれ見ろ?・・・・って感じ、・・・・

悪いが、・・・・これは想定内である・・・・羹に懲りて膾吹けば、こういう事態になるのも、むしろ当然。。

桜宮高校バスケ部の顧問に依る体罰が原因で起きた自殺・・・・

あれは誠に痛ましい事故であり、執拗に叩き続けた顧問に私も激しい憤りを感じたが、しかしあの顧問が特別なのであって、それを以て他の一切合切の体罰をすべて「十把一絡げ」に否定する流れというのは、あまりに危険と感じていた。。

なんせ問題を起こした顧問は罪もない一人の生徒を年間に何百発と執拗に叩き撒くっていた訳で、誰の目線で見ても、まさしく超のつく異常さ・・・・そういう人物である。。

にも拘らず、そんな顧問を誰一人として咎めることもせず、逆に優れた「指導者」だと皆で奉って来たところに、この学校の特殊性というか?異様さが見て取れる訳・・・・

誰が考えても犯罪者と分かるレベルの者を何の違和感もなく崇めて来たこの学校の校長と父兄たちに一番の問題があるのではなかろうか・・・・

ここまで酷い先生は世間広しと言えど、そうそうお目に掛かれるものじゃない。その位に酷い。私もビックリした。。

しかも今日のスポーツでは、以前とは比べ物にならないほどの、半端ではないほどの、高度な技術が要求されており、それこそ体罰を含む前時代的な強化法などでは、逆立ちしても「どうにもならない」ハイレベルにある。。

そのことは昨年のロンドンオリンピックの中継を見ていて多くの視聴者が感じた共通認識だと思う。。

ウルトラCを遥かに超えた、より難易度の高い技の、しかもその連続でないと高得点は稼げず、より科学的な根拠に根差した緻密な強化方法をして来ないと、とてもじゃないがメダル圏内には入れない状況だった。。

それは個人技も団体競技もそうである。。

そういうこともあって当ブログでは桜宮高校の事故以来、「スポーツ」に特化した「体罰」は残念ながら時代遅れとして止めるべきが相当と述べて来たところ。。

しかしながら生活指導の分野では?まったく逆であって、如何に言葉で注意しても態度を改めない不埒者というのは、どの時代にも一定量おる訳で、それらにどれほど噛んで含ませても改心させようとしても容易なことじゃ叶わない。。

残念ながら生活指導の面を考えると、一定量体罰も必要悪として受忍すべきである。私はそう思っている。。

家庭における「子育て」においても、おそらく誰もが一度や二度直面する悩みがあろう。。

子供の将来を考えた時、親として「今怒らねばいつ怒る」といったギノリギリの場面に直面し、どうして良いかも分からず狼狽してしまった経験を持った方も多いのではなかろうか・・・・

そういう時にヘラヘラして逃げたりするようではダメである。烈火の如く怒り、親が今、如何に真剣で向き合おうとしているかを子供に示す必要がある。そこで躊躇するようでは、かえって事態を悪化させることになる。。

ところが最近の親は自らの子供時分に親から一度も叩かれた経験を持たず、或る意味、甘やかされて育った世代が多いと見え、いったい何処まで叩いたら、どのくらい痛いのか?という加減すらも分からない状況なのだと思う。。

それ故に、見境もなく叩き、虐待化してしまうケースがあるように感じられるところ。。

おそらく、そうした親は自らの学生時代においても喧嘩で殴り合うような経験は一度もして来なかったであろうし、或る意味「平穏無事」に学生生活を送った 「優等生」であったのかもしれないが、はたしてそれで良かったのか悪かったのか、今となってはう~むとしか言いようがない。。(v_v)

という訳で、今日的には已む得ず学校の教育現場において、親がなすべき「躾」を肩代わりせねばならなくなっている側面も起きていて、その是非論は兎も角も「生活指導」という形で「最低限の体罰」は必要になっていることは、どうか認めて欲しいもの。。

しかしながら現在の法律は、それを許さぬ内容であるため体罰は容認されていない、それ故、記事の様な事態となるのも極めて道理である。。

それこそ、与野党の心ある者たちによる超党派議員立法にて、この乱れている教育現場を逞しく刷新して貰いたいと願う。。

そうしないと?「ゆとり教育」政策によって齎された、かっての弊害が、またぞろゾンビのように復活して来る可能性が大であり、そうなれば将来において手の付けられない事態に陥ってる可能性もなくはなく・・・・ということで、・・・・

考えたくもないが、そうなれば、この国はTHE ENDである。。。(v_v)