griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

21世紀の指導強化に思う。。

埼玉県警機動隊のプールで昨年6月、隊員の佐々木俊一巡査(当時26歳)が水難救助の訓練中に意識不明となり、その後死亡する事故があり、県警は安全管理を怠ったとして、指導する立場だった警部ら男性警察官6人を業務上過失致死容疑でさいたま地検に17日に書類送検する。 捜査関係者によると、6人は訓練統括責任者である中隊長の50歳代の警部と、当日の訓練責任者だった30歳代の警部補、指導員の20~30歳代の巡査部長2人と巡査2人。6人は昨年6月29日夕、同県朝霞市の屋外訓練水槽(水深最大5メートル)で訓練中に溺れた佐々木巡査について、呼吸状態を把握するなどの注意義務を怠ったことにより、死亡させた疑い。
(読売新聞) 2013年01月17日 12時06分

任務遂行には自身の命も落としかねない過酷な任務なのだが、戦前の海軍じゃないんだから、ここまでやるのは?今日的とはいえず、関係者には猛省を求めたい。。

何年か前のこと、相撲の稽古で死者を出してしまった事件があったのを、皆さんは覚えてお出でだろうか、・・・・

亡くなった力士は大変お気の毒だったが、加害に加担した力士たちもまた、自らが入門したてに先輩から同じ指導を受けていたことが分かっている。そしてそれを耐え抜いて今に至った力士たちだった。。

「かわいがり」を具体的に指示した親方に責めが行くのは当然としても、暴力に加担した力士たちは体罰を暴力と疑うことなく次第にエスカレートしてしまったのだった。。

当時の世論を振りかえると、過激な「稽古」や「かわいがり」を「暴力」と非難するものと、強くなるためには身体的のみならず精神的なタフさも要求されるとする「体罰肯定派」とに大きく分かれていたと記憶する。。

「相撲」の場合は、そもそもが「古武道」だから、近代スポーツと同列に論ずるのは如何なものかとも言えるが、日本人が誇りとする「大和魂」や「根性」とは、少なくとも、そうした先人たちによって長い歴史の上に築かれたことも事実である。。

民主主義の成熟する21世紀の日本において、昭和の流儀がそのまま通用するハズもないとしても、全ての体罰を十把一絡げで否定する気にはなれないでいる私である。。

今回、大阪市の桜宮高校バスケット部員の自殺を受け、体罰とは「何のためにするのか」という根源的な部分を一切素っ飛ばし、只管ヒステリックに論じられているところが、正直、残念でならない。。(v_v)

勿論、人一人の命が失われているのだから、無理もないといえば無理もないが・・・・

ただ、教育現場では無軌道に振る舞う生徒に対し多くの先生が悩んでいるのも、また一方の事実として有る訳で、そんな者たちを如何に根気よく指導し、生活態度を改めさすか・・・・

私には教師の経験はないが、多分、口で言うほど簡単なものではなかろうと推察されるところ。。

並大抵ではないに違いない。。

そんな時、昔、私が夢中で見ていたTVドラマ「スクールウォーズ、泣き虫先生の七年戦争」を思い出す。当時、主人公の熱血先生の体当たり指導に、毎週、毎週、涙ボロボロにしながら見ていたものだった。。

性善説」者ならずとも「暴力」が悪いというのは、凡そ誰もが知っていること。でも時として「必要悪」となる場合もある。それを私に教えてくれたのが・・・・正しくこのドラマだった。。(゚.゚)ノ

私は「戸塚ヨットスクール」も支持している。生活指導の分野では、時に心を鬼にして鉄拳を振るわねはならぬ場面もある。綺麗ごとだけでは済まされない現実もある、ということ。。

ただ「スポーツ強化」に特化して考えると、今日的には例えオリンピックで金メダルが減っても?(実際、減るかどうかは分からないが)、これまでの様な古い強化方法は?改める時期に来てるのかもしれない、などとは考える。。

ましてや今回、桜宮高校で亡くなられた生徒さんのように、なんの罪もない善良なバスケット部員が、単に指導という名目で、年間に何百発も叩かれるなど、絶対に有ってはならないことであり、そこに何の疑念もなく叩いて来た教師に、私も激しい憤りを感じる。。

この教師は正しく犯罪者であり、徹底的に糾弾されて然るべきである。。

そんな中、これからの有るべき「体罰」を考えると、あくまでも「生活指導」の分野に特化する形で、国として、どういうケースの場合、どの程度の体罰を認めるべきなのか等々、現場の教師が混乱をきたさないように、国として細密な指針を現場に示した上で、キチンと法律を変えるなどして臨むべきと考えている。。

埼玉県警機動隊で起きた本事例にしても、或る意味同様であり、これまでの精神論的な指導の在り方に頼り切っていた部分から脱却し、より科学に基ずいた近代的な指導や訓練へと置き換えられるべきと考える次第。。

亡くなられたそれぞれの犠牲者の尊い命を無駄にすることなく、あらゆる現場で無駄なく活かして貰いたいと願うものであります。。。(v_v)