警視庁四谷署は5日、東京・新宿の焼き鳥店で会計時に暴れた男性客を取り押さえた際に死亡させたとして、傷害致死の疑いで店長の原健二朗容疑者(57)を逮捕した。原容疑者は4日午後11時10分ごろ、1000円弱の支払いを巡って暴れ出した品川区の職業不詳、清水昌治さん(53)を押さえつけ、頭に腕を回して締め付けるヘッドロックをし、そのまま意識不明にさせた。清水さんは5日午後、死亡が確認された。
閉店間際の小さな言い争いが、不幸な事件に発展してしまった。四谷署によると、清水さんは午後10時半ごろ、酒に酔ったような状態で来店。お通しに350ミリリットルの焼酎のウーロン茶割り2本、焼き鳥2本を飲食。午後11時10分ごろ、会計しようとした際に、計1000円弱の支払いを巡り、原容疑者と口論になった。清水さんが殴りかかろうとしたところを、原容疑者が取り押さえたという。
その際、原容疑者はたまたま道を通りかかった人に「助けてくれ」と必死に呼びかけ、その通行人が110番通報。近所の飲食店店主は「(原容疑者の店に)5~6台のパトカーが来て、誰かが刺されたのかなと思った」と話した。
その後、四谷署員が駆けつけるまでの25分間、原容疑者は清水さんの頭に腕を回して締め付けるヘッドロックをかけるなどして押さえ込んでいたという。途中、通報者が清水さんに声をかけ、水を飲ませるなどしていたが、署員が駆けつけたときには清水さんは既に意識不明の状態で脈がなかった。新宿区内の病院へ搬送されたが、脳に十分な酸素が行き渡らない低酸素脳症で心肺停止状態だった。その後、一度は心肺蘇生したものの意識は戻らず。5日午後6時3分に死亡が確認された。
原容疑者は格闘技経験などはなく、体格は170センチで中肉中背。「抵抗されるのが怖くて必要以上にやり過ぎた。反省しています」と供述している。四谷署では「格闘技経験があれば、もっと手加減するなどできたはず」と話している。 (2012年4月6日06時02分 スポーツ報知)
ヘッドロックで死亡?・・・う~む。。(ーー;)
そういえば、私も厨房のころ、仲間とふざけ合う中で、こうしたプロレス技を良く掛け合ったもんだ。。
当時、プロレスがブームであり、人気の高かった、コブラツイスト、卍固め、四の字固めなど、色んな技を掛け合ったものだ。。
でも、どんなに夢中になっていても・・・喉までは締めないようにしてた。。
当たり前といえば、当たり前ながら、無意識の内にも、そうした最低限の気は使っていたのである。。
ただ、今回のように実戦さながらの出来ごととなると、掛ける方も気持ちのゆとりがなく、力を抜くのを忘れてしまったものと思う。。
思わぬ結果を招いてたじろぐ店長だと思うが、良く反省して頂きたい。。
まぁ、スリーパーホールドもそうだが、このヘッドロックもそう、・・・どれもが鍛えた者同士で使う技である。。
確かに素人が安易に使うと危険かもしれず、夫婦でジャレ合う時などは十分注意が必要と感じられた。。
謹んでご冥福をお祈りする。。。(v_v)