griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

新銀行東京を取り巻く騒動に思う。。

経営難に陥った新銀行東京(東京都千代田区)の支援策となる、400億円の追加出資の是非を審議する都議会予算特別委員会は13日、約7時間にわたって空転した。 同委員会の大きな混乱は、青島幸男知事時代以来、12年ぶり。旧経営陣の責任を明らかにしたとする新銀行の調査報告書の原本公表や、元代表執行役の仁司泰正氏(67)の参考人招致などを巡って与野党が対立、都議会は終日、迷走した。 報告書の原本には、行員らの証言や融資先の詳細が含まれるとされる。このため、新銀行が「個人情報が含まれる」などとして公表していない。ただ、石原慎太郎知事は報道陣に「実名を消して出したらいいんじゃないか」と、公表に理解も示していた。 このため、都議会野党の民主、共産両党が委員会開会前に、与党の自民、公明両党に対し、原本の公表を都側へ要求するよう求めた。しかし、「新銀行が旧経営陣に対する損害賠償請求訴訟を検討しており、手の内をさらすことになる。公表できない」とする都側の意向をくんだ自民が拒否。話し合いがまとまらず、午後1時から始まる予定だった審議に入れない状態が続いた。 最終的には、原本は非公表とし、参考人招致は行わないことで共産を除く3党が合意。委員会は午後8時前に始まった。 質疑時間は14日未明までずれ込んでおり、与野党からは、「知事が公表すると言ったのに」(民主都議)、「出せないものは仕方ない」(自民都議)と、ぼやく声もあがった。 同委員会を巡っては、1995年9月、経営破たんしたコスモ信用組合の処理で、都が200億円を支出する是非を巡り、長時間空転している。【2008年3月14日03時08分 読売新聞】

昨日も徹夜審議だそうで、都議の皆さんには「お疲れさまでした」と申し上げます。
石原さんは知事として、また新銀行東京を、構想の段階から推し進めて来た一番の立役者として、道義的にも、また実務的にも、責任は大いに痛感してもらわねばなりません。それは当然のことです。また追加融資に当たっては、知事は平身低頭で、都民に分かり易く情報公開をする必要が有ります。裁判の事もありますが、可能な限り示すのが、都民に対する責務ですよ。

ですが・・ですがですよ~。私が「ず~っと」引っ掛かっているのは?・・なんで、なんで?議会は、マスコミは、ノッケから?知事の責任追及の一本やりなのですかね?・・「ビジュアル的に分かり易いから?」なのか?・・特に左派系マスコミからは、自分らの思い通りにならない政治家。いわば「目の上のたんこぶ」という感覚なのだろうか?・・・。

しかしながら?旧経営陣の責任は言うに及ばず、元来、他の議員の方々も皆、応分の責任が有るんじゃないの?・・皆さんの同意ナシに、石原さんがトップダウンすれば?そのまま採択されるんですか?・・都議会って?そういうシステムなんですか?と聞きたくなります。

日頃から高圧的なカラーが定着している石原さんだけに、この時とばかり、思いっきり「仇」を取られているんだと思いますが、単に非難するだけでは、己の度量の小ささを露呈するだけです。一般人は兎も角も、議員はそんな事では困ります。それこそ?相手のタマ(首)を取ることに固執し、そこに達成感を見出そうとしているなら?・・貴方は「何処を向いて仕事しているんですかぁ?」と聞きたくなっちゃいます。

それよりも今は、この事態を受けて、建設的に、世間から広く「文殊の知恵」を借りながら「どうしたら?この銀行を建て直せるのか?」・・そこに議論の全てを注ぎ込むべきなんじゃないですかと?・・なんでもかんでも?責任・責任という姿勢には?・・見苦しくて、見苦しくて、「うんざり」させられます。

そういうヤツに限って、じゃあ?あの当時、困っている中小企業を横目に、貴方個人は、議員として「いったい何して来たの?」・・と言いたくなりますね。

「何とかしてあげなくっちゃあ」という思いは?誰だって皆一緒ですよ。だけど、単にそう思ってるだけじゃあ?「クソの役にも立たない」訳で、色々批判はあっても、兎も角も、打開の為、一歩前に踏み出す・・その勇気が大切なんですよ。その勇気こそ価値があると思っています。また尊いものだと思います。単に「総論賛成」「各論反対」を繰り返しているだけでは?・・空しく時が過ぎるだけで、なんの対策にもなりませんしね。その間にドンドン潰れていくわけですから。。。

いずれにしても?・・新銀行東京について、「立ち直り」の道筋をつけ、曲がりなりにも軌道に乗せたところで、知事には、この問題に対する自らの「ケジメ」をつけて頂くというのが、私は一番良い方法だと思います。それまではガタガタ騒がず「どうすれば建て直せるか?」・・そこに全神経を傾注してもらいたいと思います。

一口に、一千億といいますが、庶民には想像さえつかない巨額です。これを、みすみす全て「損切り」させたら?・・単に石原さんや経営陣に留まらず?・・都議会議員全員が「身ぐるみ」剥いでもらわないと困ります。

そんなバカな議論を続けるより、それよりも『何としても建て直すぞ!』 『必ず定着させて見せる!』と言う「都議連」総意の、強い「決心覚悟」を見せてもらいたいものです。そして、見事、これを成し遂げてもらいたいと思います。私は、そんな志を持つ都議会議員にエールを贈ります。。