griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

C型肝炎訴訟に思う。。。

薬害C型肝炎集団訴訟で、全国原告・弁護団は10日、大阪高裁の和解協議で補償対象を投与時期などにより線引きする和解案が検討されていることに抗議して首相官邸前に集まり、福田首相との面談と被害者全員の一律救済を実現する政治決断を求めた。 原告の代表4人は同日夕、大野松茂官房副長官と官邸内で面談して要請したが、大野副長官は「総理に伝える」などと述べるにとどまった。面談後、記者会見した原告団は「舛添大臣や総理を信じていたのに」「これ以上、何をすればいいの」と泣き崩れた。 この日は東京・永田町の官邸前などで、支援者も含め集まった約300人が、「被害者の線引きは許さない」と訴えた。
【2007年12月10日21時53分 読売新聞】

彼らは何故?一律に固執するのだろうか?確かに、汚染された薬剤「フィブリノゲン」を投与された事が客観的に証明される方は、まぎれもない犠牲者として、当然に救済されるべきものと感じる。他の汚染された薬剤により感染した場合でも然りである。だが、明らかに感染経路の不明な方まで「全てを、ゴッタゴタにして救済せよ!」いうのは?いくらなんでも無理がある。。。

ちなみに「B肝」や「C肝」というのは、穿った言い方をすれば?不衛生なセックスを繰り返しても感染し易い病気である。それが他の病気に優先して、一律的に「特例扱い」されるなら?いずれ「ガン」も「白血病」も、さらには「HIV」もと?それこそ次から次へと同様の救済求める「流れ」になることは必定だ。。。

それこそ?あっちの病名は救済して、こっちの病名は救済しないなんていう?不平等がまかり通ったら?救済されない病名の患者は「どう思うでしょう?」。。治療法が確立していない少人数の難病患者らの場合と、私は糞・味噌一緒にすべきではないと思う。なんでもかんでも、一律的「全員救済」を言い始めたら?何れこの国に医療費を払う者などはいなくなる。。。

高価な石油がジャブジャブと湧き出るアラブの国々ならイザ知らず、残念ながら「今の日本に、どこにそんな金があるのか?」と問い掛けたい。国民の血税を投入する限りは、何処までも公平感の感じられる使い方をしてもらわないと困る。さもなくば、国民の納税意欲が削がれても?それを諭す理由はなくなる。人は人であって神ではない。残念ながら出来る事と出来ないことがある。だとしても?それをどうして責められようか?。。。

ちなみに太平洋戦争で犠牲になった遺族らから出る議論として、原爆で亡くなった方々だけが、異常に特別扱いされているというもの。本来、戦争で亡くなった方々は、全てが戦争犠牲者であり、今日のように、原爆で亡くなった方だけを、異常なまでに「特別扱い」する風潮への、他の遺族による不満の現れに他ならない。。。

最近では、姉歯による耐震偽装マンションの時の議論とも重なるものである。国には「打ち出の小槌」がある訳ではない。公平感のある税金の使い方をしてもらわないと困る。その場の感情にまかせて?ひたすら無理を押し通すことが常習化して行くと?やがては、それが戦争への道を開く元になるのである。。。(~ヘ~;)