griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

封印していた?価格政策に手を付ける?。。。。

コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンは3日、しょうゆやマヨネーズなど約30品目の調味料を平均で約15%値下げする方針を固めた。 メーカー希望小売価格で販売することが多いコンビニの店頭価格と、スーパーなどの安売り攻勢で下落した実勢価格との格差を是正するのが狙いで、9日から全国の店舗で一斉に実施する。 値下げ対象となるのは、しょうゆ、酢、サラダ油、コショウ、マヨネーズ、ケチャップの調味料類と焼きノリなどで、商品によっては最大23%値下げとなる。 例えば、エバラの焼き肉のたれ「黄金の味」(中辛、甘口210グラム入り)が現行の334円から258円に、キッコーマンの「こいくち醤油」(1リットル入り)が同308円から258円にそれぞれ値下げされる。 (2006年10月4日3時4分 読売新聞)

アララ!とうとうコンビにまでも価格政策に参戦か?。。。

スーパーや百貨店の売上が、既に半年以上に渡り下落更新中である。対策として「24時間スーパー」に変わるところも増えて来ている。当然、コンビにとの垣根も埋まりつつある。だからだろうか?このところスーパー各社の「折込チラシ」は俄然激しさを増して来た。。。

一方、流通の性格上、長らく「建値」の維持に注力してきたCVS業界だったが、降りかかる火の粉を払うべく、いよいよ「本気モード」でスーパーと渡り合う決心を付けたか?。。。

これまでも?期間限定を始め、飲料など?一部品目における、CVS特有のユーザーに対して、限定的な価格対応も試みられて来た。しかしそれでは足らず?このところ?CVS各社は、プリペイドカード。。ポイント制の導入。。曜日を決めた割引販売。。目玉商品のワゴン販売。陳列アイテムの見直し(新型のコンビにの導入)。。特定年齢層の囲い込み(高齢者向けローソン)。。全国一律の味付けから⇒エリアごとの味付けに細分化(セブンのおでん等)。。タイトなエリアでの限定品に特化した販売(ビル内蔵型店、校内・駅、内蔵型店舗etc)などなど。なり振り構わぬ取り組みが始まっていた。。。

確かに、これまでは店舗当りより、増店効果に依る「トータル」での売上拡大を目指す戦略を取って来たCVS業界だったが、飽和状態から?拡大も頭打ちになり、しかも慢性的な店舗当りの売上減少に、一部オーナーとは、トラブルにも発展していると聞く。更には、冒頭にも記した大手スーパーを始めとするCVSを取巻く変化も凄まじく、必然的に「スクラップ&ビルド」が加速される「流れ」が定着しつつある。また、スクラップされたエリアでも、特に都市部などにおいては、よりニッチな市場に特化した?新タイプのCVSが続々企画され登場して来ている。今、各社は新たなる「顧客」の掘り起こしに懸命だ。。。

しかもマーケット全体で眺めれば?良く言われている?高付加価値の高額商品を求めるユーザーと、100円均一の盛況に見られる低価格品を求めるユーザーとが?二分化されつつある。そんな中で、ついにと言うべきか?いよいよか?CVSの業界最大手である「セブンイレブン」が、封印して来た「価格政策」の見直しに着手したという。これをCVSが追い込まれつつある「証」と見るべきか?新たなる挑戦と見るべきか?取り方は色々出来る。兎も角もこれで封印して来た 『パンドラの箱』 が開けられた事は間違いないと思われる。これを機に、他のCVSも雪崩を打って参戦となろう。。。

これだけ消費動向が下がっていれば?確かに「やむ得ない」時期と思われる。しかも人口の高齢化は益々加速している。消費者ニーズも多様だ。限られたパイの「囲い込み」は、今後、益々激しさを増すものと予想されている。ただこれで?政府の目指す「デフレ脱却」に水を注す事は避けられない。問題は残る。。。

そんな中で私的には、CVS本部に一つだけ「お願い」したい事がある。仮に価格政策もやむ得ないところまで?事態が追い詰められているとしたら?それも仕方がないと思うが、その事で基本的に胴元だけが良い思いをし、メーカーのみに?負担を押し付ける事のない様にして頂きたい。それを始めたら「食品業界」は大混乱に陥り、結果としてCVSは「悪玉」の烙印を押され兼ねない。CVS本部の責任者は、企業の、社会的、道義的責任を十分に理解され、あまねく消費者に理解される「チエ」を、メーカーと共に出し合う姿勢で有って頂きたい。。。。