griffin avenue’s blog

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三顧の礼??それともレッドカード??。。。。

北朝鮮のミサイル発射に対する国連安全保障理事会の制裁決議案の先行きが怪しい。安保理が採決を延期してまで期待した中国の北朝鮮説得工作は難航、延期を要請した中国はまたもメンツをつぶされたが、制裁決議阻止の方針は変えていない。
 ミサイル発射に対する中国の怒りと憂慮は、国際社会以上のものがあった。社会主義の同盟国として経済的にも政治的にも支えてきた北朝鮮が、中国の再三の警告を無視、事前通告もなく発射を強行し、中国を国際的窮地に陥れたためだ。ある当局者は「裏切られた気分」と話し、指導者も憤りを隠していない。
 しかし、中国は制裁決議には「北朝鮮の反発を招き逆効果」(唐家●国務委員)と最初から反対した。北朝鮮は「国際社会から叩かれ続け、孤立も恐れない」(中国外務省高官)し、さらに暴走する危険性が大きいというわけだ。
 中国が制裁というレッドカードではなく、議長声明や非難決議というイエローカードを主張するのは、中国を含む国際社会共通の懸念である北朝鮮の核問題の解決こそ重要とし、それには6カ国協議の場で、北朝鮮と取引するほかないと考えているためだ。
 制裁決議か議長声明かで各国の駆け引きが続き、中国は、「盟友」のロシアと手を組み、拒否権発動をちらつかせながら制裁案の採決を食い止めつつ、議長声明案をアピールすることに力を注いできた。キーワードは、国際社会の一致した懸念を表明し、北朝鮮6カ国協議に復帰させることだ。
 中国の議長声明案はこれまで3度提示され、その都度、北朝鮮非難が強まり、制裁決議案と表現上の違いはほとんどなくなった。「安保理の一致」が望ましいとの声が広がり、11日には声明案を先に採決、北朝鮮の出方によって制裁案を採決する「2段階方式」も浮上した。
 しかし、もう一方の北朝鮮にミサイル発射凍結と6カ国協議復帰を応諾させる武大偉外務次官の説得工作は、全く進展していない。北朝鮮は、国際協調に軸足を置いた、中国の対応や胡錦濤国家主席ら指導者の発言に反発したに違いない。
 中国の李肇星外相らと協議したヒル米国務次官補によれば、中朝協議で米国の金融制裁問題は論議されなかったという。北朝鮮側が中国の議長声明案非難に終始した可能性を示唆するもので、中国の北朝鮮懐柔策自体、重大な試練を迎えたようだ。
●=王へんに旋   (産業経済新聞社 Sankei Web  07/13 02:01)

中国は北朝鮮に対し、既に「三顧の礼」を十分尽くしている。そこまでした中国に対し、今回も北はドロを掛けて返礼した。そこまでされて尚、姿勢を変えない理由とは?中国に取ってどんな「弱み?」が有ると云うのか?「卑屈さ」の原点を探りたい。。。

かって中国は、北朝鮮と共に一貫してアメリカを「覇権主義国家」として断罪して来た。しかし体制の元祖「ソビエト」は崩壊し、中国もまた経済の上では「資本主義」を導入し、これに成功を収めている。しかし中国の旧勢力等にとって?資本主義化の進む我が身が「こそばゆい」のか?それとも同盟国に対する、これが最後の「温情」なのか??今更、「反米」でもあるまいに?とは思いつつ?アメリカに対する新たなる「覇権主義」の勃興なのか?と疑念も湧く。。。

「窮鼠猫をかむ」の例えもある。追い込まれた国家が何をするか?油断は出来ないが、ここまで来たら?経済制裁は、もはや「時の流れ」である。むしろ北に対し「武力進行」に進ませない為にも?中国はここで「経済制裁」を支持し、それを以って再度、力強く北を説得して頂きたい。。。

世界も、そして日本も、真の平和を望んでいる事を、北にも「しっかり」分かって頂きたいものだ。それが北に取って「良い結果に繋がる」ことを知ってもらおう。。。