griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

裁判所が、脳性まひの車イス児童に普通学校への入学を認める。。。

バリアフリーが整っていないことを理由に、希望する奈良県下市町立下市中学への入学を拒否されたのは違法として、同町の地方公務員、谷口正昭さん(51)の長女で、脳性まひで車いす生活を送る明花(めいか)さん(12)が、町に入学許可の「仮の義務付け」を求めた訴訟で、奈良地裁の一谷好文裁判長は26日、入学を認めるよう「仮の義務付け」の決定をした。 (2009年6月26日12時13分 読売新聞)

う~む。またしても、こういう判決が出た。。

無理に入学しても、十分な世話をする者もいない。設備もない。学業的にも、健常者のカリに着いて行けるとも思えない・・・無い無いずくしが予想される中での判決。。

判決は判決として重く受け止めるべきものながら、この子の両親は、もっと現実を直視して、別なる選択を考慮頂けないものだろうか。。

周りの者への迷惑にも、もっと真剣に考えられるべきであり、失礼ながら、弱者の立場を「押し売り」するような姿勢を出されると、同情心も何処へやらという感じになる。。

お気の毒ではあるが、もっと設備の整った環境の施設で学ばれることを、どうか、ご決断頂きたい気持である。。

その上で、今後のあり方として、障害者と健常者が共に学業出来る?設備の充実した学校建設に向けて、運動を展開なさるとか?・・次の世代の障害者に・・道を開くための行動に変えられるのが?・・この方の一番取るべき態度のように思えてならない。。

環境の整ってない現状での「ゴリ押し」は、単に周りに迷惑を掛けるに留まらず、事故も起きやすいし、仮に起きたとしても、先生らを責めるのは?・・そもそもお門違いである。。

実は、記事を読みながら、私は、2007年に起きた「喉頭軟化症」の子のことを思い出した。痰(たん)の定期的な吸引措置が必要なことを理由に、東京都東大和市の保育園に入園を拒否された児童のニュースである。。

当時、園側も受け入れてあげたい気持ちは山々だったようだが、なんせ、設備もない。吸引をサポートする看護師もいない、などなど。全てにおいて無い無いずくしの中では、責任を持って受け入れることは出来ないという内容だった。。

だが両親は、それを不服とし、同市を相手に損害賠償を求める訴訟を起こしたのである。これには当時、批判と同情が錯綜したが、兎も角も、判決により、この子は入園を勝ち取ることが出来た。。

それは児童福祉法の定める「やむを得ない理由がなければ、保育園入園希望を承諾することを義務付ける」というとこから来ており、この時の裁判所の判断は、設備や看護師のいないことを、「已む得ない理由」とは認めなかったからに他ならない。。

無理を押し通した、ご両親は、さぞや気分が良かったものと思われるが、はたして、それで良かったのかどうか?・・障害者に対する同情は禁じえないが・・この時の判決には、今尚、心に引っ掛かるものを感じている。。

ましてや?この方のように「脳性マヒ」となると?・・さら厳しい現実が予想され、そして限りある貴重な市民の税金は、公平感を以て使われるべきものであろうし、・・・いずれにしても、今後に課題の残す判決と感じられた。。。\_(-_- 彡