griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

自公による「障害者虐待防止法」の素案がまとまる。。

自民、公明両党は、障害者への虐待を発見した者に通報を義務づけることを盛り込んだ「障害者虐待防止法」の素案をまとめた。通報者の秘密を守り、自治体や労働局に早急な調査・監督を求める。野党にも協力を呼びかけ、超党派による議員立法を目指し、早ければ今国会中にも提出する。子ども、お年寄りには、それぞれ児童虐待防止法、高齢者虐待防止法があり、障害者に対しても05年に法案化の動きはあったが郵政解散などの影響で遅れていた。
 判明した素案によると、虐待の形態を、(1)殴るなどの「身体的虐待」(2)食事などの世話を充分しないなどの「放置」(3)暴言や拒絶など「心理的虐待」(4)わいせつな行為をしたり、させる「性的虐待」(5)財産の不当な処分など「経済的虐待」--の五つに分類。施設内で他の障害者からの虐待を見過ごすことなども「放置による虐待」とみなす。
 そのうえで、障害者への虐待禁止と発見した際の通報を義務づけ、通報者が不利な扱いを受けないよう規定。家庭内虐待の恐れがある場合、通報を受けた市町村が立ち入り調査し一時保護も行う。施設の場合は市町村から報告を受けた都道府県が調査のうえ指導し、対応を公表する。
 勤務先での虐待は通報先を都道府県とし、都道府県から報告を受けた労働局が調査、指導する。国や自治体が障害者就労を促進していることから、児童や高齢者の虐待防止法にはない企業への立ち入りも可能にする。
 与党は12日に同法制定のプロジェクトチーム(座長・馳浩自民党衆院議員)の初会合を開いて素案を提示し、議論していく。  毎日新聞 2009年3月10日 2時30分(最終更新 3月10日 2時30分)

う~む。選挙前だからなあ。。

しかし、これって、どうなんだろうか?・・趣旨は趣旨として分かるが・・といって?何事も規制すれば?ことが済むっていうものでもなし、制定に水を差すようだが、私は、もう少し慎重を期した方が良いと思う。。

兎角、こういうモノは両刃の剣である。単に、規制、規制で「雁字搦め」にするだけではマズイと思われる。仮にそうなれば?施設などの新規参入意欲を削ぐ流れも出て来ようし、濡れ衣など「冤罪」も心配されるうえ、過度な経費の負担から雇用の面にも影響は出てこよう。。

私的には、趣旨は趣旨として分かるが・・・当事者を委縮させることばかり考えても?逆効果のように思える。善意の支援者らの「やる気」を削ぐようになっては?・・元も子もないと思われる。。

まだ素案だから良いが、実際の立法化に向けては、徹底して煮詰め直さないと?・・単なる机上の空論に終わるような気がしてならない。理念も大事ながら、より現実に即した実のある法案に改められないと?・・厳しさを増す現下の情勢にマッチしないのではなかろうか・・・単なるパフォーマンスで終わらせないためにも真剣なる議論が必要だ。。

さもなくば?今日の医師不足を招いた医療行政の後追いにもなり兼ねない危惧を感じさせる。。。