東京都日野市にあるテーマパーク「多摩テック」を運営する「モビリティランド」(三重県鈴鹿市)は7日、同施設を9月末で閉鎖すると発表した。 同社はホンダが100%出資する子会社で、ほかに運営する鈴鹿サーキット(鈴鹿市)とツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)の営業は続ける。
多摩テックは、自動車・オートバイの普及を目的に1961年にオープンし、遊園地として親しまれてきた。しかし、2007年度の入場者数が前年度比約26%減の約62万人に落ち込んだこともあり、創業からの目的を果たしたとして閉鎖が決まった。敷地内にある温浴施設「天然温泉クア・ガーデン」も営業を終了する。 正規社員約50人は、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎに配置転換する。アルバイトやパートなど約100人の非正規従業員のうち、1年以上働いている人は2施設で勤務できるが、1年未満の従業員は営業終了後に契約を打ち切る。
【読売新聞 YOMIURI ONーLINE 2009年2月7日(土)11:22】
う~む。残念である。確かに、私も子供達が小さい頃は良く連れて行ったもんだが、子供らが成長してからは暫らく行ってなかった。記事を見ると、今では敷地内に温泉施設も完備されているらしい。。
「多摩テック」というところは、もともと園内にある全ての乗り物が、自分で操作することが出来るという?他にはない画期的な特色で人気を博していた。つまり受動的ではなく能動的な喜びを提供する数少ない遊園地だったといえる。。
ただ?この施設も、主たるターゲットを若年層に依存してたことは否めず、その意味では、この施設も、近年の少子化の波をモロに受けてしまった施設の一つに違いない。その深刻度は単に数字以上のものがあったものと推察される。。
ましてや?昨年に始まる世界的な大不況。呑気に構えていたら?本体の内部留保なども、あっという間に枯渇してしまう。。
そうなれば?後から「あれもすれば良かった。これもすべきだった」などと後悔をしても?全てが後の祭りである。名門「ホンダ」の名を後世へ絶やさぬ為にも、まだ余力のあるうちに「やるべき事は全てやる」という強い姿勢で臨む必要があり、今回のことも、残念ではあるが、経営者としては当然の判断だったと思う。。
兎に角、こうした状況の中では、生業の足を引っ張るものは、可能な限り排除して行くのが正しい姿勢と考えられ、今後も、ホンダに限らず、全ての企業が、なりふり構わず「減量」に努めて行くものと考えられる。。
それにしても、楽しい思い出をいっぱいくれた「多摩テック」。楽しくって楽しくって、思わず時間の経つのを忘れてしまうほどの素晴らしい遊園地だった。これからはアルバムの中にしか見ることが出来なくなるが、子供たちの記憶の中には、末永く残ってゆくに違いない。たくさんの思い出をありがとう!・・・・ ヾ(*´∀`*)ノ