griffin avenue’s blog

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日・米・中の協力が世界を救う。。。

米有力シンクタンク、外交評議会(CFR)は30日までに、2008年11月末時点の中国政府保有の海外資産残高(外貨準備を含む)が推計2兆3440億ドル(約211兆円)に達し、このうち対米資産は同約1兆6940億ドル(約152兆円)と、全体の72%を占めたとする研究報告書を公表した。
時事通信社 JIJI ドットコム 2009/01/31-11:12】

中国政府の保有する海外資産。・・・それらには「外貨準備高」も含まれようが、大半は「米国債」であると見られる。しかも先に発足したオバマ政権は、混迷する米国経済を立て直す為に、今後、更なる大量の「米国債」の発行に踏み切る公算が強く、それを引き受けられる力を有する国となると?極めて限定されて来る。それ故に、新政権が日中に対し、期待とともに「協力」を求めてくることは?・・ほぼ確実と見ていい。。

中国にしても、この記事が示す通り、既に日本同様に大量の米国債保有していることは間違いなく、それらが暴落することは?是が非でも避けたいハズである。しかも自国経済の再建には、単に内需刺激策だけでは限界があることも理解していると見られ、米国経済の建て直しを含めた包括的な対策を講じないことには難しい状況にある。その点に於いては、日中双方とも事情は一緒である。。

それ故に、日・中双方も、これをどう対処すべきか?・・今後は、単独での「ババ」を、しょっ被らないように、互いの立場と力を認めつつ、直面する難局打開のために、一致協力せざるを得ない関係を自覚しあうことが大切である。。

その為か?最近の中国政府は、ある意味「薄気味悪い」ほど優しい姿勢へと軟化し始めた。これまで日本がして来た様々な経済支援に対し、在りのままを歪曲せずに国民に伝え始めている点が上げられる。(本来であれば当たり前のことなのだが・・)。。

これも中国ならではの「小異を残して大同につく」という割り切った考え方からなのか?・・兎も角も、これまで中国人民に向けて来た「日本敵視政策」を、一先ず緩めても、直面する「経済の立て直し」を最優先させようとする意図が読み取れる。。

しかしながら、一方では、先の領海侵犯行動に見られる通り「大国主義」としての中国も今なお健在である。その事はまた、中国内部における軍部と政治の間にて「政策不一致」が起きている可能性も否定できず、過信は禁物と感じられた。。

兎も角も、両国が直面する経済再建の前には「利害」を共有し、諸問題の解決に当たっては、共に是々非々で望む姿勢が求められる。その事は、米国にしても同じ事情と考えられ、今後この三国は、或る意味「運命共同体」とも?「三すくみ」状態とも例えられる関係に向かうのではなかろうか・・・

その為、日本政府も、今後は、より難しい舵取りを強いられそうに思われるが、総理は、しっかりと羅針盤を見つめ、冷静に行動して頂きたい。。。\_(-_- 彡