griffin avenue’s blog

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松本サリン被害者「河野澄子さん」逝く。。。

松本サリン事件の被害者河野義行さん(58)が5日、妻澄子さん(60)の死去に際してコメントを発表した。コメントは以下の通り。

 妻澄子の件では、何かとお気遣いいただきましてありがとうございます。これまで妻は、1994年6月27日発生の松本サリン事件で、心肺停止の状況から、何度も医師からダメかもしれないと言われながらも、14年間以上家族のために生きてくれました。
 本年6月11日、松本協立病院に救急搬送され、19日には医師から余命3カ月以内と宣告され、さらに8月4日には医師から、あと1週間ぐらいの命かもしれないと告げられました。本日の午前2時45分ごろ、病院から電話があり、妻が危ない状況にあるとのことで、直ちに病院に行きました。 これから3日間、家族だけで妻を送ることにいたしております。(了) 

時事通信社 JIJI ドットコム 2008/08/05-12:13】

そうでしたか。お亡くなりになられたんですね。ご冥福をお祈りします。。

それにしても?14年という年月は長かった。当人は勿論のこと。それを支えるご家族も、言葉にいえぬ苦労があったものとお察しいたします。特に夫の義行さんは、この一件では、一時的には犯人と間違われ拘束されたんですからね。ひどい人生になっちゃいました。。

兎も角も、あれから14年が過ぎてしまった。一口に14年といっても実に長い。松本の後に起きた霞ヶ関の被害者ですら、今ではマスコミに登場する機会も稀である。この間の時の移りを感じずにはいられない。そして少しずつ人々の記憶から「オウムの犯罪」が薄れ去ろうとしている現実が感じられ、何やら無常感を禁じえない。裁判があまりに遅すぎるのである。もっとスピーディーに進めてもらいたい。。

特に河野さんは、当時、警察やマスコミらから、一方的な犯人扱いを受け、四面楚歌の中で、奥さんが生きていることだけを、唯一の心の支えにして来たものと考えられ、今、「どのようなお気持ちでおられるだろうか」・・察するに余りある。新聞社に寄せられた手記からは「今は静かに弔ってあげたい」という叫びのような思いが伝わって来る。。

改めて振り返ると、お亡くなりになった澄子さんは、46歳という若さで被害に遭われ、以来14年間、意識も戻らないまま、ひたすら闘病生活を続けて来られたのである。さぞやお辛いことであったに違いない。短いご生涯を心からお悔やみ申し上げたい。。

せめて?あの当時、犯人扱いして拘束した県警職員をはじめ、一方的なデタラメを流し続けて来たマスコミ各社は、この際、道義的責任を感じ、澄子夫人の霊前にキチンと謝罪すべきであり、弔問に伺うべきは当然のことである・・・と私は思うが・・如何だろう。。

ともあれ。河野さんの戦いは、これからであり、引き続き健康に留意され、最後まで頑張りぬいて頂きたい。そして奥様の分まで長生きして頂きたい。それが奥さんに対する何よりの供養である。。。\_(-_- 彡