griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

新潟大医歯学総合病院で、左右を間違えた手術ミスが発生。。。。

新潟大医歯学総合病院は21日、脳出血の患者に今月実施した緊急開頭手術で、頭の左右を間違えて切開し、2カ所の穴を開ける医療ミスがあったと発表した。患者は手術前からの昏睡(こんすい)状態が続いているという。 病院によると、12月、入院中の患者が脳出血で昏睡状態となり、夜間に緊急で開頭手術をした。本来は頭の左側を切らないといけないのに、右側の皮膚を切り、2カ所に穴を開けたところで、左右を誤っていることに気付いた。直ちに縫合し左側を開頭したという。 院内に設置された医療事故対策委員会は、夜間の緊急手術で医療スタッフが少なかったことや、手術する部位の確認が不十分だったことが原因との見方を示した。 病院側は「ミスによって容体が悪化したわけではないが、今後は手術部位の確認を徹底し、再発防止に努めたい」としている。【ZAKZAK 2007/12/21】

記事の中では触れられていないが、おそらく救急搬送だったのではないか?と予想する。そういう中で、今回も、なんとか患者を救いたいとする善意な対応の中で起きてしまった?極めて残念なミスであったと理解したい。それ故に、私としては結果だけを殊更に責め立てる言い方は、あえてしたくはない。。。

しかも夜間でスタッフが少ない中での「緊急手術」となれば、素人目から見ても?確かに困難を伴うことが理解できる。とはいえ?・・・少なくとも、明らかなる「ボンミス」だけは?・・・宜しくない。それだけは勘弁して頂きたいものだ。(厳しい言い方になるが「お箸」を持つ方の手が右である)。どんなに緊急を要していようと?医師として最低限のチェックだけはして欲しい。その上で、患者が仮に手遅れになったとしても?それは医療の限界として「已む得ない」ことである。。。

そうしたチェックの上に医師がベストを尽くした結果であれば、例え如何なる結果であろうとも?素人がゴチャゴチャと因縁を付けるべきではない。それは人間である医師の限界であり、その事で、医師が責められる筋合いはない。それこそ野戦病院のことを考えたら?私は有り難いことだと思う。。。

以前、小泉総理が決死の覚悟で北朝鮮に赴き、拉致被害者の一部を連れ戻し、帰ったときの家族会が言い放った「口汚い非難」に、当時の私は「憤り」を禁じえなかった。実は、そうした感情は、医療問題を考える時にも、しばしば感ずることである。。。

医師不足が叫ばれ始めた昨今。。彼らのモチベーションを落とすようなことばかり、騒ぎ立てるのは?はたして「如何なものか?」という感じが拭えない。むしろ今回の事では、現在の置かれている「夜間診療」の有り方に、改めて問題を提起をしたように感じられた。マスコミは、ここを大きく論ずべきである。。。