griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

驕れる者久しからず。。。。

632億円の負債を抱え、財政再建団体入りを決めた北海道夕張市が、前年同期を上回る平均75万5000円の夏季期末勤勉手当(ボーナス)を職員に支給していたことが分かった。 支給されたのは6月15日。昨年8月の人事院勧告に基づき国家公務員の期末手当が改定されたことに準じ、夏季は前年より0・025か月分引き上げ、職員平均7000円が増額された。支給額を引き下げるには、支給基準日の6月1日前に条例改正が必要だが、市は破たん寸前の財政状況を認識しながら、支給を決めていた。 職員労組側は「2004年度から3か年で基本給を2~5%減額しており、夏冬合わせた今年度の期末手当支給額は、昨年度より減る」としている。 (2006年7月1日12時38分 読売新聞)

次年度より?「氷河期」に突入する夕張市。それを見越して?ついに「最後っ屁」にでたか?。。。

一時は「夕張メロン」のブランド化が成功し「絶頂期」を経験している夕張市。舞い上がってしまったのだろう?。。斜陽とされていた炭鉱の町「夕張」が、突如、メロンで全国に名を轟かす事になったのだから?これまた無理も無いと言えば?無理も無い。。。

当時(今から15年以上前)。多くの食品メーカーが、様々なメロン関連商品の製品化に向け、挙って夕張市を訪れブランド使用の打診を試みていた。。当時、その受け皿として全面に立っていたのが?確か「夕張農協」だったと記憶する。彼らは、その自信ゆえと思われるが?その鼻息の荒さは並みでは無かった。当時から?ロイヤリティを始め、様々な厳しい要求を余儀なくされた交渉に、イラダチを隠せないメーカーも少なからず有ったとされる。。。

それでも「夕張ブラン」ドを活かした製品造りの実現を目指す為、敢えて私情を殺した交渉をせざるを得なかったのだから??今、考えても当時の「夕張メロン」が、如何に「ブランド力」が有ったか?が忍ばれるというもの。。まさに「地域ブランド」の成功を欲しいままにした「夕張市」であった。。。

ところが結果として?記事にある通りの「財政再建団体」に陥るまでに落ち込んでしまうのである。。そこには多分。成功に酔いしれて傲慢になり過ぎた姿が有ったものと考えられる。その頃から「放漫財政」が始まったのではないか?と想像に難くない。。そして今回。「最後っ屁」のような?破格の?ボーナス支給。。ここにも?「財政再建団体」に陥落した原因が見て取れないか?。。。

それこそ、多くの「成功者」が陥りやすい「ゴーマニズム」。。もっと早くから気付いて入れば?恐らく、こんな事には成らなかっただろうに??と悔まれるところだが。。夕張市には、是非とも「勝って兜の緒を締めて」欲しかった。。まったく残念に思う。。。

それにしても?国内旅行の北海道より安い海外旅行が数多くある中では、ある程度は予想された事態ではあったが、北海道に対する国民の関心が今ひとつ盛り上っていない。しかもバブル後、相次ぐ「地元金融機関」の破綻は、北海道の経済を一段と冷やした。。私も一昨年。家族を連れて観光で、ぐるっと廻って来たが、札幌以外、地方のサビレ方が、特に凄いもんだった。話には聞いていたが、確かに、閉鎖している多くの観光ホテルを目の当たりにすると北海道経済の惨状が良く見て取れる。。。

今後は、アジアからの観光客招致などを、もっと積極的に取り組むなどし?早く経済に明るさを取り戻されん事を願ってやまない。頑張れ!中川大臣!。。。。