千葉県山武市の中古船舶部品販売会社で、漁網巻き取りドラムの網から男性の白骨遺体が見つかり、千葉県警は1日、遺体は2004年から行方不明の新潟市中央区東堀通、漁師小山修司さん(当時43歳)と発表した。
小山さんは04年6月6日、1人で同市沖へ漁に出たまま行方が分からなくなった。同日見つかった船には、航行記録がないなど不審な点があったため、05年12月、民間の特定失踪者問題調査会が、北朝鮮による拉致の疑いが否定できない「特定失踪者」として名簿に加えていた。
県警によると、遺体は8月29日、ドラムから網を外す作業中に見つかった。目立った外傷はなく、小山さんの歯型と一致。ドラムは同社が新潟市の業者から購入し、3年以上前から保管していた。県警は、小山さんが操業中の事故で亡くなった可能性があるとみて、死因などを調べる。 (2013年9月1日21時49分 読売新聞)
漁網の捲き取りドラムから男性の白骨遺体が発見され、それが9年前に失踪した新潟県の猟師と分かったというニュース・・・・
その方が、北朝鮮による拉致の疑いが否定できない「特定失踪者」として名簿に加えられていた・・・・というのだから、ちとややこしくなる気配が無きにしも非ず・・・・といったところ。。
そこで思い出したのがアランドロン主演の・・・・「太陽がいっぱい」・・・・という映画。ご記憶の方も多いと思う。。
1960年、それこそ私がまだ洟垂れだった時分の映画であり、無論のこと北朝鮮による拉致とは、まったく無関係である。。
作品との出会いは、暫くして「テレビのロードショーか何かで見た」のが出会いだったと思うが、美しいサウンドトラックが今も記憶に焼き付いている。。
ストーリーは、富豪の友人を殺害し海に捨て、その友人に成り済ます内容になっているのだが、注目は映画のラストシーン、・・・・
なんと殺して捨てたハズの友人の遺体が浜に乗り上げた友人のヨットのスクリュウに捲きついて発見されるという設定、・・・・思わぬ形で事件が白日の下に晒されることになる。。
物語りは意図的にここで終っていて、その後の展開はそれぞれが推し量る内容になっているのだが、ここで、殺害された男の怨念執念が事件を白日のものにした?と考えると、単なる勧善懲悪だけでないホラー的要素も感じられるなど複雑な印象として記憶に残っている。。
とまぁ、ニュースとは関係ない映画をネタとして訳の分からないことを延々と書き連ねてみた訳だが、今回、偶然に発見されたご遺体も亡くなられた方のご遺志に依るものと受けとれば?ストンと腑に落ちるのである。。
これで、この方の魂もようやくにして眠れるのではなかろうか、と考えられ、どこかホッとするものを感じさせるが、映画のように隠れた事件性がないかどうか、検視官は故人の遺志を根こそぎ拾い集めて頂きたい。。
謹んでご冥福をお祈りする。。http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_3.gif