griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

トカゲの尻尾切りはすべきではない。。。

時津風部屋の力士急死事件で、元時津風親方とともに兄弟子の力士3人が29日に起訴され、次の焦点は日本相撲協会がどう処分するかとなる。来週中にも緊急理事会が開催され、力士3人は解雇処分となる見込みだ。同協会の北の湖理事長は当初、裁判結審まで3力士の処分を保留する意向で、起訴後すぐに理事会を開く考えはなかった。しかし起訴された事実を再認識し、早めに処分を協議する方針に変えた。
【KYODO NEWS 2008年2月29日(金)19:08】

この三力士の取るべき態度として、係争中の裁判の結果には、例えそれが如何なるものであろうとも?真摯に従うべきが当然である。そして刑に服しながら、亡くなられた方の菩提を、一生を掛けて静かに弔うべきである。。。

そのことは当然としても、そこに至る背景には、部屋の親方の責任は言うに及ばず、協会全体の責任も免れない訳であり、それを無きが如くフタをして、この場を収めようとする態度には?一相撲ファンとしても「ムカッ腹」が立って来る。。。

憶測ではあるが、三力士とも?おそらく亡くなられた方と同じようにされながら、これまで育って来たに違いないのである。だからこそ罪悪感も感じぬまま、後輩への「折檻」を続けてしまったのだろうと私は推測する。要するに三力士に取って、自分らの来た道を繰り返してしまったに過ぎないのである。おそらく角界の体質なんだと思う。だからこそ?三力士は加害者でもあり、そして被害者でもあるのである。だからこそ、基本的に解雇処分まですべきではないと考えている(裁判刑には服すのだから・・)。。。

もし三力士だけを処分するのであれば?それは正しく「片手落ち」である。明らかに「トカゲの尻尾切り」といえ、その処分を通じて新たな犠牲者を増やしたに過ぎないのである。どうしてもするのであれば?私は三力士が刑に服し終わった暁には、協会は晴れて再雇用し、協会に於ける何がしかの仕事を与えるべきが責任と考える。そうでなくては?今後、協会の言葉を信じて、子供を入門させる親などいなかろう。。。

去年の12月。関東大学リーグを震撼させた「関東学院ラグビー部」の大麻事件がおこった。名門校に起きた前代未聞の不祥事・・それを受けて名将と謳われた春日監督は自らを恥て潔く辞任された。当のラグビー部も、今期の全ての活動を停止したのである。。。

相撲界も、新弟子が折檻で死亡するという?前代未聞の不祥事を受けて、当事者のみの処分で逃げおうせると考えたら?とんでもない事である。そんな調子なら、一層のこと?協会は関学ラグビー部に倣って、一年間、興行を止めたらどうなんだ?と言いたい。当事者だけを処分して?事が済む話ではない。長年の悪習を断つには組織の改革こそが必要である。今こそがチャンスである。。。

それなくしては?三力士は勿論、亡くなった者も浮かばれない。こんな馬鹿げた話はない。。