griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

イージス艦と漁船の海難事故に思う。。。

2月19日の未明に、海上自衛隊イージス艦と漁船が追突してから、既に3日が経とうとしている。改めて被災された方々に対し心からお見舞い申し上げたい。
事故は大変悲惨なもので有りました。事故に遭われた方々は、実にお気の毒そのものであり、そこには言い知れぬ「理不尽さ」も感じさせているが、だが、一たび事故が起これば、車同士の事故の場合とも同じで、理屈的に考えても、過失割合が0:100になる事は?まず有り得ない。

今回もイージス側に、第一義的な回避義務が有ったのは、多くの報道から、私にも良く理解できた。といって?ギリギリの状況下における回避義務は、やはり双方に存在すると考えた方が正しいように思う。八隻いた船団の中で、ただ一隻だけが、回避出来なかった「不運さ」を考え合わせる時、誠に、お気の毒ながら、正直「何とか成らなかったものか?」という思いが否めない。

ちなみに道交法に定める「譲り合いの精神」ではないが、事故防止には、単に「俺は悪くない」と言い続けるだけでは?・・残念ながら事故から身は守れない。今回、事故に遭われた方々や、ご家族の無念さは、確かに察するに余りあるものがあるが、現実問題として、己の身を守るための、確実なる手段は?やっぱり「譲り合いの精神」に尽きるのではなかろうか。

まだ死んでいるとも?決め付けられないこの時期に、あえてこんな言い方をするのは大変失礼な話かもしれないが、基本的に「死んだ後で、どれほど?アイツが悪いんだ」と騒いで見ても?すべては「後の祭り」に等しく、そこには、ただただ「空しさ」だけが残るのみである。。。

物理的な事情もあって大型船は確かに小回りが利かない。それは事実だ。それを盾に『雀の子。そこのけ。そこのけ。お馬が通る』となってもいけないが、現実問題を考えると?小回りの利く小型船も、ある程度は、そこを「忖度」する必要が有るようにも感ずる。ましてや今回のように、真っ暗な夜の海においては、お互いが注意しないと?一方だけに責任をおっ付けるだけでは?残念ながら再発防止には至らないように感じられる。それは道路交通において、自転車と自動車や、歩行者と自動車の関係を見ても?良く分かる。互いに同じフィールドを共用する限りは、私は基本的に「海上交通も同じ精神であるべきだ」と思う。。。

とはいえ。既に事が起きてしまった以上、国は犠牲になられた方々を最優先に、心の篭もった手厚い支援を差し伸べて頂きたいと考える。その上で、改めて再発防止に向けた明確なルール作りを作成し、再発防止に向けて、海を利用する全ても方々と共に、あるべき姿を確認しあって頂きたいと考える。合わせて、已む得ず起きてしまった場合の救助体制についても、明確に、そして厳格な決め事を作成し確認しあうべきである。

その上で、後は時間は掛かるだろうが、全ての情報開示がなされ、海難審判の厳正なる判定を待つのみである。。。