ここは陰陽師で知られる安倍晴明の館跡に建てられたとされる安倍晴明神社(一條戻橋付近)、、、
晴明の持つ霊力にすがる信者は今尚多いと見え、この日あいにくの天気ながら、狭い境内には多くの信者が訪れていた。。
お札を買い求めている方の様子から、厄除けの祈願で来ている方が多いように見受ける。。
こちらは社殿の前に奉納されている桃の像、、、、
古来中国では桃に魔除けの霊力が備わっているとされ珍重されて来た。。
実は我が家には屋敷内に稲荷社と庚申塔の両方を祀っていて、共に小さな社殿を設け、こちらの中には青面金剛のお石像をお祀りしている。。
庚申信仰というのは、どうも江戸の後期に広がった民間信仰らしく、親の話ではこの辺りも昔は庚申講が盛んだったという(今はない)。。
ちなみに我が家のご先祖さまが建立したとされる石像には背面に文政八年九月吉日と刻まれていた。。
とまぁ、前置きが長くなってしまったが、この庚申塔には毎年我が家が御供えしている絵馬があって、その絵柄にも晴明神社にあった桃が描かれているのを今思い出した。。
それがこれ、、、
こちらの絵馬は、いわゆる「桃待ち猿」という図柄のものであって、厄除けの霊力を持つ桃と、神とを取り持つ猿がセットで描かれている。。
晴明神社では、この桃の像をナデナデすると桃の持つ霊力により、厄除けになるとアピールしていて、ミーハーな私は早速その誘いにのり桃をナデナデして来たという次第、、、(^^ゞ