２４日午後１１時ごろ、広島市安佐南区川内のパート従業員、原由美子さん（４５）方から出火。木造モルタル２階建ての原さん方と、隣接する木造モルタル２階建ての民家の計約１４０平方メートルを全焼した。 この火事で、原さん方の焼け跡から１人の焼死体が見つかった。広島県警安佐南署は原さんの次男で市立高校１年の孝平さん（１６）とみて、身元の確認と出火原因の特定を急いでいる。 調べでは、原さんは５人家族。出火当時、孝平さんと原さんの次女（１８）が自宅にいた。２人は火事に気付き外に出たが、孝平さんが「携帯電話を忘れた」と家の中に戻り、行方が分からなくなったという。【ＭＳＮ産経新聞ニュース2008.12.25 11:06】
命より大切な携帯・・・う～む。ある意味分かるなあ。。
コミニュケーションツールとして、今や、なくてはならない携帯。その進化は目覚しく、進む多機能化により自身の安心安全をもサポートしてくれるものとなっている。。
おそらく、この少年が感じたであろう「携帯が自身の分身のようなもので肌身離さずに持ち歩いていないと？不安でたまらない」・・いわゆる携帯依存症・・・時節を考えれば当然のことと思われる。。
時々、炎の中にいる子供を助けようと「泣きじゃくって辺りに助けを求めている」母親の姿が報道されることがある。それらも大変痛ましいものだが、この少年も、ことによると携帯に対し同じ思いを抱いていたのではなかろうか・・・
昨今、全国の首長クラスにおいて、携帯を教育現場に持ち込ませないようにすべきだという動きが、急速に広まろうとしている。だが携帯が、生活の中に、ここまで深く浸透してしまうと、単なる個人による決心覚悟レベルでは、携帯から抜け出すことは難しいように感じられる。。
命より大切な携帯・・・分かる気もするが、・・携帯は買いなおせても？・・命にスペアーはない。その現実を早く悟って欲しかった。ご冥福をお祈りする。。。
