兵庫県洲本市の障害者支援施設「県立五色精光園」の男性支援員２人が、入所者男性計１８人の性器周辺の体毛をはさみで切り取るなどの人権侵害行為をしていたことが３１日分かった。
施設を管理する兵庫県社会福祉事業団（神戸市）は同日、男性支援員（５３）を懲戒解雇、別の男性支援員（４３）を解雇した。指導監督不行き届きで、園長を戒告、成人支援課長を減給の懲戒処分とした。
事業団によると、五色精光園は入所者約１００人が共同生活。懲戒解雇された支援員は２月２１日の入浴時、２０－５０代の男性入所者計１８人の体毛をはさみで切り取った。解雇された男性支援員は６月５日、このうち１人の体毛をかみそりでそった。
７月下旬、内部からの情報提供で発覚。懲戒解雇された支援員は「清潔に保つため、体毛を整えた。嫌がらせではない」と釈明したという。
事業団の竹中良三総務部長は「人権侵害で、あってはならぬ行為。被害者や家族に大変申し訳ない」と謝罪した。 【産経新聞 Sankei Web 2007/08/31 23:09】
一応、内部告発ということらしいが？はたしてこれは人権侵害？に当たるものだろうか？記事だけの情報では何とも断定しにくい。一般論で考えれば？そこまで過敏に反応しなくても？という気がしないでもない。。。
というのも？「清潔に保つため」に体毛を調整する事は？場合に依っては有り得ることと思う。今回は、場所が場所だっただけに？兎角、興味本位に捉われがちだが、現実論では、已む得ない場合も有るのではなかろうか。（例えば？「性器いじり」が激しく、清潔を維持するに困難を伴う場合など）。。。
しかも？対象が女性であるなら？これはまた別なる観点から判断もせねばならないが、今回の処置者は、全て男性である。。。
善意に考えれば？日頃からの不衛生行動が目に余っていた入居者に対し、施設として如何に対応するかをカンファで決め、その結論に基づき対処したなら？これはこれで正当なる処置と言えそうだが。。。
とはいえ。実施に当たっては、予め入居者の家族に、十分なる理解を求めておく事が求められる。今回は、その辺を怠っていたが為に内部告発に発展した可能性も考えられる。。。
私も２０年ぐらい前、或る手術で入院した折に、やはり看護婦さんにより、下腹部を赤ちゃんみたいに、キレイに剃られてしまった。。。
だが、その際に不平を言うつもりは毛頭起きなかったし、むしろ、その時の看護婦さんには「お手数掛けて、済みませんねぇ」と、恐縮しながら、感謝の気持ちを伝えたものだ。。。
物事は、何もかも「悪意」にばかり取るべきではないと思う。特に医療や介護の分野は、特にそう思う。今回の事は、更に詳しい調べが進まないと？俄かには結論付けにくい内容と感じられた。。。。
