griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

イチロー選手による、新たなる「自分探し」。

米大リーグ、マリナーズイチロー外野手は30日、シアトルでのヤンキース戦に、「1番・右翼」で先発出場。第1打席は左飛に倒れたが、第2打席で2試合連続となる第15号3点本塁打を放った。(サンケイスポーツ新聞社 SANSPO.COM 8/31)

イチロー選手は、米大リーグへの移籍1年目にして、打率.350、242安打、56盗塁で、いきなり「首位打者」「最多安打」「盗塁王」という「主要タイトル」を獲得。併せて、マリナーズの「地区優勝」を成し遂げ、「新人王」と「アメリカンリーグ」の「MVP」にも選ばれるという華々しいデビューを飾りました。更に 昨年は、「ジョージ・シスラー」の持つ、257安打の記録を、大きく破る262安打を打ち、MLBの記録を84年ぶりに「塗り替える」という「偉業」も達成されました。

その流れを受けて、今年も様々な「記録更新」が期待されていたのですが、必ずしも順調に進んでいるとはいえない状況に有ります。例年なら、この時期、3.50前後の打率をキープし「オールスター」を余裕で折り返す一方、夏から秋に掛けては、一段と「猛チャージ」を見せるイチロー選手です。しかしそのイチロー選手が、大リーグ移籍5年目にして「打撃不振」にあえいでおられます。年々厳しさを増す「内角」攻め。その為か?今年は、ファンを「ヒヤリ」とさせた「デットボール」事件も有りました。イチロー選手も既に30歳。「スポーツ年齢」からすると、「ターンニングポイント」なのかも知れません。

日本の野球界で、3度の「三冠王」に輝き、イチロー選手と共に、同じく「天才バッター」と謳われた「落合博光」選手(現、中日監督)ですが、長い「選手生活」を送る上で、年齢を重ねる度に、それに併せた「打法」を研究されていた様子が伝わっています。 残念ながら、イチロー選手も「筋力の衰え」を感じ始める年齢に入っています。「内野安打製造マシーン」と云われるイチロー選手といえども、それを支える「脚力」が伴っての事です。

今から「オフ」の話も変ですが、来期は一層の「筋力トレーニング」と、充実した「走り込み」が求められる様に感じます。おそらく「打法」についても、苦手とされる「内角攻めの克服」は勿論ですが、「内野安打」を量産する「打率至上主義?」を改め、「ロングヒット」を意識した「バッティング」へと少しずつ変化されて行く様に感じます。 イチロー選手自身も、最近のインタビューの中で『パワフルヒッティングでない、しなやかなヒッティングでも、ホームランを演出できる?』的なコメントをされていた様に思います。

イチロー選手には、ちょっと前にも同じ様に「連続ホーマー」で湧いた時期が有りましたが、その後「ホームラン」を意識し過ぎたのか?「フォーム」を乱され「打率」を落す結果となりました。 そして、このところの連続ホームラン。もしかすると?イチロー選手は、既に「打率」よりも、「ロングヒット」を意識した「バッティング調整?」に向け、一貫して「調整」を続けておられたのかも?知れませんね!真実の程はイチロー選手にお尋ねしなければ分かりませんが、「財政難」に喘ぐ「マリナーズ」のこと、果たして来期も「イチロー選手」を保持していけるかどうか?甚だ疑問と云わざるを得ません。

目標としていた「打率」の記録に「一区切り」をつけた今、イチロー選手は、新たなる「自分探し」を始めておられる様な気が致します。イチロー選手!どうぞ、頑張って下さい!。。。。