griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

アリもサボタージュするの?・・・・

働きアリの集団の中には常に2割程度の働かないアリがいて、働くアリだけのグループを作っても必ず働かないアリが出ることを、長谷川英祐(えいすけ)・北海道大大学院准教授(進化生物学)らが証明した。「働かないアリがいれば、別の仕事が生じた時にすぐに対応できる。仕事の効率は下がるが、集団を維持する巧妙な仕組みではないか」と推測している。

日本動物行動学会の「ジャーナル・オブ・エソロジー」1月号に発表した。長谷川准教授らは、体が大きいなどの理由で観察しやすいシワクシケアリを北大の苫小牧研究林(北海道苫小牧市)で採取し、働きアリ150匹と女王アリ1匹のコロニー(一族)を八つ作り、人工の巣で飼育。色を付けて識別した各個体の動きを観察した。

その結果、卵の世話をするなどの仕事量にばらつきがあり、どのコロニーにもほとんど働かないアリが約2割いた。働かないアリだけ30匹集めると、うち約2割が働かないままだが、残りはよく働くようになった。よく働くアリだけを集めて新たなグループを作っても一部は働かなくなった。仕事の熱心さに年齢などは関係なかった。

人間社会のように集団に指示するボスはいないが、自然と働くものと働かないものが出る。長谷川准教授は「働かない『働きアリ』が集団維持にどのように貢献しているのか今後明らかにしたい」と話している。
毎日新聞 2012年12月29日 10時07分(最終更新 12月29日 15時57分)

「アリ」というと真っ先に浮かぶのが・・・・「働きもの」・・・・というイメージ・・・・

甲斐甲斐しく動き回る様子に、イソップ童話・・・・「アリとキリギリス」・・・・のイメージを重ね合わせる人が多いに違いない。。

でも、こちらの記事を読んで見ると、必ずしもそうばかりとは言えない様子が明らかになって、レレレという感じである。。

記事によれば、働き手として直接の貢献がない、もしくは極めて「低い」ものが二割にも及ぶとしているが、その説明として、突発事項に即応できるシステムとの仮説を紹介し、極めて「性善説」的な捉え方に、思わず「ホンマカイナ?」と思ってしまった次第。。

勿論、そういう可能性もなくはないと思うが、私的には単に「要領」使っている「輩」?という見方も捨てきれず、更に穿った見方を続ければ、昆虫の世界にも、いよいよ自然発生的な「階級」が起きているのでは?との見方も出てくる。。

アリに比べれば圧倒的に知能の高い人間は、小さい頃から「要領」を使い出す。。

私の子供時分を振りかえっても、放課後の「掃除」をサボタージュする者はクラスに結構いた。私の狭い経験則に照らせば、それらは皆、大抵の場合、社会に出ても「要領」使って生きる者たちである。。

それでも?世界の他の民族から比べれば、・・・・日本人は驚くほどの「気真面目さ」と「純粋」な民族と映るらしく、先の3.11では津波に家を流され呆然とする被災者が言葉少なに語った時の様子が私の記憶から離れない。。

亡くなった方に比べれば、私たちは “まだまだ幸せ”・・・

自分たちだけが生き残って “ 申し訳ない ” ・・・

この言葉に世界中が涙した。。

私もアリの気持ちは分からないが、記事の内容がすべて事実として考えれば、アリの世界にも二割に及ぶサボタージュ種が存在することになり・・・・これまでのイメージからして、「意外」というか、「驚き」を覚える。。

まぁ、アリの世界にも人間並みに「こすっ辛い奴」が居るということが分かっただけでも?或る意味、大変興味深く、同じような集団生活をする「ハチ」の中にも当て嵌まるような奴らがいるように感じられたという次第。。

いずれにせよ、アリにしても、人間にしても、・・・・「群れ」を成すようになると?多数に紛れて「要領」を噛ますものや、「気真面目」に動くものとに分かれ、我が人生を振り返り、思わず「う~む」と唸ってしまったところである。。

それこそ、今の時代、「気真面目さ」がむしろ仇となって「鬱」になったり、逆に「要領」を噛ますなどして「ズル」く生きるものもいたりして・・・・

ただでさえ「判官びいき」の強い私としては、「アリ」の意外な生態に・・・・「ブルータス、お前もか?」・・・・という想いを抱くと共に、割り切れない気持ちにさせられたところであります。。(v_v)