griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

岩手県、平泉 「中尊寺」。。

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今回の東北ドライブで、私たちが最後の訪問地として選んだのが、平泉の「中尊寺」・・・
世に名高い「平泉文化」を花咲かせた奥州藤原氏三代が眠る地として夙に有名です。。
中でも奥州藤原氏の栄華を物語る「金色堂」は、国の重要文化財として指定され、今も尚多くの観光客を集める人気スポットになっております。。

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その中尊寺ですが、私自身がまだ学生だった時分に、一度、修学旅行で訪れております。その際も当寺の目玉となっている「金色堂」も見学しました。。
私にとって東北は、以前の仕事の関係で頻繁に訪れていましたが、当時は仕事中心なため、なかなかお参りする機会には恵まれず、今回、久方ぶりに、夫婦そろってお参りが出来て、大変光栄に感じているところであります。。

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奥州藤原氏というと、清衡、基衡、秀衡の三代の栄華が夙に知られるとこですが、ここの「金色堂」には、三人の他にも、藤原家四代目当主泰衡氏も一緒に祀られているということであります。移築の際の検証で出てきたそうです。。
ご存知の方も多いと思いますが、中尊寺は小高い山の山頂に設けられておりまして、建立された当時から、豊かな田園風景を見下ろしていたことでありましょう。。
野球の「殿堂入り」じゃないですが、藤原氏の当主としては、亡骸となった後は、・・・先祖とともに、自分もここで眠りたいと・・・と考えていたかもしれません。。


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まっ、それは兎も角ながら、・・・今回、平泉の一帯が正式に「世界遺産」に登録されたこともあって、大震災の後にも拘らず、当地を訪れる観光客で、この日もごった返しておりました。。

それこそ200台程度は入れるかと思われる大駐車場も、周辺に点在する土産物店の駐車場も、ほぼ満杯にありまして、・・・・まさに世界遺産さまさま・・・といった様子でありました。。

訪れた日は、幸い紅葉も見頃にあり、山寺のとき同様、境内の至るところが錦絵のように美しく彩られていました。。

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当寺の名前になっている中尊寺のご本堂でありますが、震災による修復なのかどうかは分かりませんが、目下、改築工事の真っ最中にありまして、側面を布で覆ってまして、些か殺風景でありましたが、完成の暁には美しく修復されたお姿を、私たちに見せてくれることでありましょう。。

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その中尊寺ですが、HPを見ますと、・・・嘉祥3年(850)、比叡山の高僧慈覚大師「円仁」によって開山された・・・と、なっております。。
先に訪れた「立石寺」も慈覚大師「円仁」さんによる開山とされてましたから、「円仁」さんと東北の地の関わり合いの深さが偲ばれますね。。

ちなみに奥州藤原氏で、すぐに思い出されるのが「義経記」・・・
私は学生時代から講談や浪曲を好んで聴いてまして、今ならオタクと称されてたかもしれません。。

なかでも義経・弁慶主従による東北への逃避行・・・歌舞伎などでも度々演じられる「関勧進帳」などを見たり聞いたりする度に、思わず泣かされます。

弁慶は追っ手から主君を守るために、縦横無尽な戦いを見せたと言われますが、それでも最後は力尽きて、大量の弓矢を浴び、倒れることなく「仁王立ち」となって、敵を睨みつけたとされます。その様子に皆が怖れおののいたと伝えられます。。

弁慶堂は通称でありまして、藤原氏が戦勝祈願の度にお参りしたとされる愛宕宮の傍らに、義経公と弁慶との主従の深さを称え、木像にして安置し、今に伝えられているといいます。。
私も共に尊敬するお二人・・・謹んでお参りさせて頂きました。。

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ただ、俗説になりますが、・・・二人が追っ手から、辛くも逃げ延びたという説も根強くあり、最後はジンギスカンになったという伝説、いわゆる「義経北上伝説」があります。。
それを裏付ける義経塚も、実際、各地に残っているとされ、それを元に描いた高木彬光の「ジンギスカンの秘密」などは、私がまだ学生だった当時、何回も読み返して興奮島倉千代子でした。。
という訳でありまして、「ジンギスカン義経」伝説を、今も尚、信じて疑わない私なのであります。。^^

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まっ、それは予断でありますが、兎も角も、この広い境内を隅々まで散策するのは、かなり疲れることでありまして、私たちの行く当寺の参道の中ほどに、一軒のお蕎麦屋さんがありまして、そこで、一休みを兼ねて「新そば」を食することにしたのであります。。
ここは「無くなり次第、売り切れ御免」という或る意味大胆な看板を掲げる店でありまして、・・・^^
出されて来たお蕎麦も、歯触りといい、香りといい、この季節ならではの味と香りを出しておりました。。
お陰さまで、美味しいお蕎麦を堪能することが出来ました。。
というわけで今回の東北ドライブは、・・・こちらを最後に撤収致したという次第であります。。

来月の何日からかだったかは忘れましたが、東北エリアの高速道路が終日無料になることが決まった由・・・
被災地支援の一つなのでありましょうが、良いことだと思います。。
これを活かして、来年もまた、再び東北の地を訪れたい・・・と思い始めている私なのであります。。。