griffin avenue’s blog

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「ポンペイ展」見学。。

現在、神奈川県の横浜美術館にて「ポンペイ展(2010/3/20(土)~6/13(日)」が開かれていまして、先日、久しぶりに、こちらの美術館を見学してまいりました。。

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この辺りは、「みなとみらい地区」として、以前から再開発が進み、今ではご覧の通りの高層ビル街になっています。「横浜美術館」は、そんな一角にあります。。

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ランドマークタワー(中央)の右が、「横浜美術館」です。「みなとみらい駅」より歩いて五分です。。

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今 回は、遺跡から出土した多くの彫刻や壁画を始め、数々の食器や生活用品が広範に展示されています。この日も多くの見学者で賑わっていました。。

ちなみにポンペイですが、その悲劇的な結末から、数々の映画や小説の題材に使われ、世界中の人に知られるようになりました。。

ポンペイは、現在のイタリア南西部に位置し、ナポリ近郊の、ほぼ近いところにあります。。

残念ながら、私自身は、まだ言ったことがありませんが、今から約2000年前に起きたベスビオ火山の大噴火により、繁栄を極めた古代都市が、一日にして消 滅してしまいました。。

今回開かれている「ポンペイ展」ですが、その時の火砕流や溶岩により亡くなられた市民や囚人たちの骨から復刻した生々しい姿も展示されています。。

それにもまして驚かされたのが、巧みな彫刻家による大理石彫刻の数々。そして現在にも通ずる洗練された鋳造技術でしょうか・・・

そして、そこから生み出される青銅器の数々は、武具に始まり生活道具全般に及んでおり、改めて当時の生活水準の高さが偲ばれます。。

更に目を引くのが、後期に登場する銀食器やガラス製品の数々ですね。その精巧な作りは、まさに見事という他はなく、現代人を釘付けにします。。

そうした加工技術は、現代技術に照らしても引けを取らないと感じさせるもので、奇跡にも似た感動を呼び起こします。なんせ、医療に使う「カンシ」なども含 まれていたのですから・・驚かずにはいられません。。

また、当時の文化水準の高さは、都市の浴場設備などにも現われていて、温水、冷水の配管がバルブを通して巧みにコントロールされていました。そのシステム は現代と殆ど変りません。。

ちなみに、この頃の日本といえば、まだ弥生期であり、市民は石包丁などを用いて稲作をしていた時代です。。

おそらくですが、この当時の地中海文明は、人類文化の最先端を行っていたのでしょうね。改めて驚かされました。。

入館料は1400円ですが、十分匹敵する満足度がありました。お近くの方は、是非、ご覧になられるのも如何でしょう。目からウロコですよ。。