griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

惜しまれる「キンカ堂」の倒産。。

東京地裁に二十二日、自己破産を申請したキンカ堂。JR池袋駅東口の大通りに面した「キンカ堂池袋店」(東京都豊島区南池袋)は一九五一年の同社創業の地だ。手芸関連の商品を豊富にとりそろえ、恋人や家族への贈り物などで“手作りのぬくもり”を六十年間にわたり支えてきた。それだけに突然の閉店に、長年通い詰めた女性客から別れを惜しむ声が漏れた。
 二十二日の同店はシャッターが閉じられ、破産手続き開始を伝える告示書が張られていた。店の前には張り紙を食い入るように眺める買い物客らで人だかりができ、携帯電話で撮影する人の姿が目立った。 
東京新聞)2010年2月23日 07時08分

キンカ堂」が破産申請・・・う~む。また一つ昭和の大棚が消えた。。

この店は、元々埼玉以北に力を入れて来た店だ。大手の狙わない隙間エリアで、地味ながらも細々と営んでいたという印象が強い。。

その「キンカ堂」・・・私自身は池袋の本店は殆ど利用したことがない。荒川の尾久店や、栃木の足利店、などは、近くを通った際に何度か利用している。。

このところ、暫く行ってなかったので、トンと動静が掴めないでいたら、尾久店などは一昨年に閉店していたとか?・・・ちょっとびっくり。大手にはない味のある店だっただけに・・・残念である。。

ちなみに、こうした地方に展開する中小の百貨店やスーパーだが、その多くは20年くらい前から、大手への寡占化が進んだ。創業家の純血が保たれている店は、今はかなり減っているハズだ。立地的にも優れた、目ぼしきとこは・・・大体やられちゃってるのではなかろうか・・・

そうした中で、純血を維持して来た数少ない店の一つに「キンカ堂」がある。その半生には、多分、美味しい時代もあったのだろうが・・・兎角「沈む淵あれば浮かぶ瀬もあり」が、この世の習い。。

日経新聞によれば、日本百貨店協会が18日発表した1月の全国百貨店売上高において、前年同月比は5.7%減の5700億円となり、一時の二桁マイナスからは改善されたものの、依然、23カ月連続のマイナスが続いている・・・という。。

大手でさえ、かくもアップアップの状態だ。「キンカ堂」のような中小零細の厳しさは察するに余りある。。

政府が子供手当などに血眼になっている間に、日本経済は、益々以て「どうしょもない」状態へと進み始めている。世界的には、徐々に経済に明るい兆しが見えて来たというのに・・・またしても日本だけが取り残される?・・・そんなうすら寒き懸念もよぎって来る。。

まっ、それも全ては国民自身が選択した結果だから、自己責任は否めないとしても、頭から腐っていく日本の姿を目の当たりに見るのは・・・流石に忍びない。。

はたして夏の参議院選までに、お頂戴主義の国民が、自身の置かれている状況に危機感を感じるようになるのか、ならぬのか・・・運命の分かれ道。。

いずれにせよ。「キンカ堂」に続く、名店の次なる倒産が起きないことを切に祈りたい。。。\_(-_- 彡