griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

中国の水事情と進む環境破壊。

私も、今から7~8年前だったか?出張で中国へ出かけた事が有ります。その時は「北京」と「西安」でしたが、あれから随分経ちますから、事情は相当変わっていると思いますが、当時、中国の水道水は汚くて飲めませんでした。日本の「工業用水」レベルだったと記憶しています。その為、仕方なく「ミネラルウォーター」と、冷えてない生ぬるいビール(青島ビール)で喉を潤したものです。それでも既に北京郊外には高層建築が乱立し始めていましたし、また高速道路も複数走っていました。流石に「西安」は田舎の都市ですから、ローカル度が進めば進むほど「衛生環境」もまた「推して知るべし」の状態でした。

中国って、川の水も日本と違い、どことなく「茶色」に濁っている川が多く感じられ、川岸に並ぶ柳の木が印象的な景色でした。また何でなのか?理由は分かりませんが、北京空港に降り立った途端、あたりの「空気」に一種独特のクサイ?臭いが感じられ日本とは明らかに違う「違和感」を感じましたね。

もともと中国は、悠久の歴史を象徴する「揚子江」や「黄河」の大河に「帆掛け舟」が、浮かぶ景色が有名でしたが、近年の目覚しい「産業発展」で、その景色は一変しました。都市部では、地方から流入する農民の集中に加え、「都市型」生活を支える大量の「生活用水」を必要としている様です。郊外でも工業団地の建設ラッシュ。灌漑農地の拡充と、水はいくら有っても足りないと見えます。それにしても中国は、国家の威信を賭けて建造した巨大な「三峡ダム」で「余力」の有る水と電力を活かした工業計画を進めておられましたが、予想をはるかに超えた経済のスピードに「供給計画」が追いつかなかったと見えます。また中国も、異常気象の為か?近年は沿岸部域で度々大水害に見舞われる災難に逢っています。これら想定外の異常気象に依る大雨被害は中国に甚大な被害をもたらしています。

ある局の、気象予報士に依れば、日本は世界平均の0.6℃を大きく越えた、気温上昇(1℃)が起っていると云う。いずれ何年か先には、日本も「亜熱帯域」に変わり「スコール」の洗礼を受ける気象が待っているらしい。

中国も水の「手当て」無くしては更なる工業の発展は有り得ないと云う事になりますから、水を求めて今後、企業は、なりふり構わず「山深く」入って行く事になるのであろうか?「パンダ」と共生する「工業化計画」?なんて、考えただけでも空恐ろしい気がする。
大規模な「環境破壊」は「砂漠化」を促進し、おそらく、想像を絶する「異常気象」として帰って来るに違いない。いやはや。この地球も、段々住みづらくなって来たもんである。(といって行くところも無いのだが)

日本が幾ら「京都議定書」に沿って乾いた雑巾を絞る努力を続けても、一方で中国がタメライも無く、地球規模とも云える環境破壊を平気で続ける様では、日本の努力って?いったい何なの?となりますね。ウ~ム。
やはり?アメリカの云うように、中国の批准なくしては「施行」する意味がないとは、確かにある種「道理」である。