griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

荒っぽい仕事のツケは大きかった。。。

大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)が、国の基準を超える細菌が検出された洋菓子を出荷していた問題で、同社札幌工場(札幌市)では、検出された細菌数をきちんと記録しないまま出荷したケースが13件あったことが19日、札幌市保健所の調査で分かった。 同工場では検査で細菌数が不明の場合、「無限」と記録していた。同市では、「どういう意味か分からず、あまりにも不適切な記録方法」として改善を指導した。
 札幌市保健所が、札幌工場で昨年1年間に実施した356検体の検査結果を調べたところ、検出細菌数が「無限」とだけ記され、具体的な数値の記載がない例が3件判明。検査ミスでデータがない例も10件あり、計13件が、1グラム当たりの細菌数が10万個以下という国の基準を満たしているかどうか不明のまま、出荷されていた。
 また、不二家本社は15日の記者会見で、札幌工場では国の基準の10倍を超える細菌数が検出された洋菓子が、昨年中に6件出荷されたと説明していた。しかし、同保健所の調査では10倍を超えた例はなく、国の基準を超えたケースが1件あっただけで、不二家のずさんな情報管理が改めて浮き彫りになった。
 さらに、検査方法も、国の指導ではシャーレを2枚使って細菌を培養し、その平均値で結果を確認することになっているが、同工場では1枚のシャーレだけで判断していた。
 こうした検査実態について、同保健所では「検査結果を『無限』とだけ記すような例は聞いたことがない。検査体制も不十分だった」と指摘している。
 保健所の調査と会見での発表内容が食い違っていることに対し、不二家では「会見での説明が不十分だったかもしれない。現在、調査している」と話している。
【2007年1月19日14時34分 読売新聞】

ウ~ム。。。不二家は、表向きとは別に、内情は相当に「荒っぽく」やっていた様子が、徐々に明らかになって来た。大手メーカーの看板を引っ下げていた割には、やってた事は「三流」以下だった。寂しいねえ。。。

それにしても、菌が出る時は、大概は作業員の「手洗い励行」不足に多い。空調レベルも悪かったのかな?多分、社員の「モラル」や「衛生管理」全般が緩んでいたのだろう。普通なら「手洗い」を徹底し、原料由来を含め、徹底的に「初発菌」を押さえ込めば?余ほど汚い環境でなければ「菌数異常」は抑えられるものだ。何が有ったんだろうねえ。。。

菌数検査と言っても?もとより製品の全品検査などは出来ようハズもない。検体はロットの抜き取りだろう。しかも一般生菌でさえ培養には3日掛かる。ましてや耐熱の「バチルス」なども含めれば?一週間近くは優に掛かる。一口に「菌数管理」といっても大変な事は事実だ。多分、不二家なりのデーターの蓄えに基づく「経験則」は持っていたと思う。だが結果は見ての通りである。という事は?何かが原因して、その「ハードル」を下げてしまったものと考えられる。。。

この際は不二家も、一切の例外を設けず、思いっきり「ウミ」を出し切った方がいいだろう。そしてその原因の一翼を、もし「経営陣」が握っていたのなら?この際、潔く「総退陣」すべきだ。それが出来るか?出来ないかが、おそらく不二家の再生の重要な「手掛かり」となるに違いない。。。

この難局には社員の「結束」が何よりも欠かせない。一丸となって、是非、頑張って頂きたい。そして、再び「ペコちゃん」の笑顔を取り戻して頂きたい!。。。