griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

TPP加盟は百害あって一利なし。。




先ごろ、10月20日NHK京都大学の中野教授によるTPP加盟の是非論が放送されたようですが、見損なってた私でした。。

でも便利な時代になりまして、Youtubeで、その模様を詳しく見ることが出来ます。。^^

それがこれです。見損なった方もご一緒に、ご覧になられては如何でしょう・・・

まさに中野教授が仰る通りであって、私としてもその意見に全面賛成致します。。

もとより、私も同じような主張を続けて来ましたので、TPP加盟により、日本の農業が大打撃を受けるのみならず、期待されている工業生産にしても、メリットが殆どないと・・・今でも強く確信しております。。

加盟となればデメリットの方が・・・遥かにキツイかもしれません。。

安い輸入品に後押しされるなどして、国内企業は製品価格の「連れ安」に向かわざるを得ず、コストカッターに迫られ、ますます赤字が孕むこととは必定です。。

それを補うために、企業は更なる「人件費カット」や「賃金カット」に向かうことになりましょうから、当然、国家税収も落ちる流れは避けられません。。

それにより溢れ出た新たな失業者により、社会保障費は反比例的に増大し続けることでありましょう。。

さもなくば、一気に現地生産へと加速せざるを得ません。。

でありますが・・・現地生産へ移行する流れ・・・おそらくながら加盟しても、しなくても同じだろうと考えられまして、TPPに加盟すれば、そうした流れを食い止められる的な風潮があるとしたら・・・それは誤りだと思います。。

仮にTPP加盟でメリットが出るとするならば、・・・消費者物価が下がりますので、サービス産業は、一時的に潤うことになるかもしれません。それ故、加盟を歓迎してるかもしれませんね。・・・それは有り得ます。。

しかし、それはブーメランの如く、やがては自分らの給与や生活などに、いずれ跳ね返って来ますから、あんまり浮かれ過ぎていると、いつか足元から掬われることになると思いますね。。

一端、「タコが自分の足を食い出したら、途中で止められませんし、それが元でやがては衰弱に向かってしまう」・・・という「タコ足」の例えの如く・・・「TPP加盟」は、あまりに危険な要素を多分に孕んでいると言えます。。

民主党は、有りもしない「埋蔵金」に続いて、またしてもTPPの効能だけを過大にピックアップし、またしても新たな「毛バリ」で国民を釣ろうというのでしょうか?・・・・

デフレで困ってる日本が、更にまたデフレを輸入するような誤った政策を打って?・・・「いったいどうする気だ」・・・と言いたくなります。。

みなさんは、これをどうお感じでありましょうか・・・野田や前原らの言動を見ていると、私には「完璧に頭が狂い出した」・・・としか思えないでいるのです。。

白昼夢に踊ってはいけません。またしても、梯子を外されますよ。。

ちなみに、昨日発表された総務省の2010年10月実施の国勢調査の確定値・・・・

それによると日本人の人口は1億2535万8854人ということでありまして、前回調査に比べ37万人も減少した・・・ということであります。これは初のことらしいです。。

更に「国連人口基金」によりますれば、今月にも世界の人口は70億人を超え、その13年後には、80億人まで達する見通し・・・とか?いわれます。。

さらに50年後には、ついに90億を超えるという試算もあるとされ、その先は100億人超え?・・・と続きます。。

とまぁ、そんな訳でありまして、日本は人口減少に転じている訳でありますが、世界は、その流れとは逆に・・・人口の爆発へと向かっている・・・ということであります。。

世の中は今、こういう流れになっておる訳でありまして、これを他人事のように思っていてはいけないのです。。

増え過ぎたネズミは、自らの遺伝子に組み込まれた種の保存本能により、或る日、水の中に集団自殺すると言われております。人間だって他人ごとではないと見た方が良いのではないでしょうか・・・

地球が養える人口には「自ずと限りがある」・・・と考えるのが如何にも自然であり、私は正しいことだと思います。。

好評のうちに終わったテレ朝の「池上解説」・・・私も良く見ていたクチだったが、そのなかで池上さんが解説していた世界の農地が争奪戦にあるという件・・・皆さんは今も覚えてお出でだろうか、・・・

ご覧になっておられない方は、何のことか分からないと思うが、世界では、今、将来における自国民の食糧確保のための農地の争奪戦が始まっている・・・という話。。

狙われているのが・・・アフリカや中東地域とされ、そこに中国や韓国、インドといわれる国々が農地確保の為の激しい争奪戦を繰り広げているという内容だった。・・・ご覧になった皆さんは覚えてお出でかもしれない。。

その理由に上げられたのが、地球上に限られた量しかない貴重な「淡水」の存在・・・

これが足りないという事らしい。。

そんな中、今年の二月、私たち日本人にとっては衝撃の知らせが走った。。

予期していたこととはいえ、1968年以来、実に40年以上も守り続けたGDP世界第二位の座を、ついに中国に譲り渡したというニュース。。

悲しい出来事でありましたが、日本は、目下、世界第三位にあります。。

(もっとも外貨準備という点では、とっくに中国に抜かれていましたが・・・・)

まっ、それはさて置くとして、・・・そんな日本ではありますが、この先を考えると世界第三位はおろか、BRICs(ブリックス)などにより、世界第20位以下にまで落ちる・・・という驚く予測もあったりしまして・・・

この先も日本が、世界の中の経済大国として居続けられるなどの保証は、まるで、まるで、ありません。。(T。T)

何時までもあると思うな・・・「親と金」・・・まさにそういうことであります。。

この先も、安定して食料を買い続けられる保証なんて全くない・・・そのことに誰も保証など出来ません。。

その証拠に、既にマグロを始めとする各種産物の買い付けに於いて、日本の商社が新興国とのセリに於いて「買い負け」をしてしまうケースが多々でているとされ、小麦を始めとする世界の穀物市況は・・・今や上昇の一途であります。。

私の知ってるところでも、アーモンドやクルミ、それにバターなども買い負けしているとされています。。

昨年「小麦の値上げ」という洗礼を受けたばかりの日本・・・皆さんは、これもまた「お忘れ」でありましょうか・・・

それにより今年、パンや麺類の原価が高騰し、已むなく価格スライド的にしたメーカーが多く出たところであります。。

みなさん「お忘れ」でありましょうか・・・こういうのは忘れてはいけません。。

世の中の動きは世界経済に直結したものが多いのです。。

ましてやレアアースで中国が見せたように、政策的に食料を出荷止めされたら・・・日本はどうなるのか・・・

空恐ろしき事であります。。

食料も戦略物資として利用される可能性が極めて大でありまして、ここを抑えられたら「レアアース」どころの比ではありません。日本中が蜂の巣を突っついたような大騒ぎとなりましょう。。

世界最大の農産品輸出国アメリカは、今、食料を戦略物資として使う気で戦略を練っています。。

「仲良しこよし」にある日本とて、金を払わねば物は売ってはくれませんし、言うことを聞かねば・・・快く売ってくれるかどうか、考えずとも・・・自明の理であります。。

お互い商売をしている以上、甘い話などは有り得ない・・・と考えた方が無難です。。

先の原発事故の前までは、高級作物としてブランドになりかけていた一部の日本の農作物も、残念ながら、あの日を境に風評被害を受け、今では急速に需要が減っていると言われています。。

青森のリンゴ、ホタテ、アワビ・・・・ニュースでも、しばしばお聞き及びのことと思います。。

TPPを導入して、そこをテコに強気で農作物を輸出したい・・・と考えていた方々も、残念ながら戦略の練り直しは避けられません。今となっては、それは無理だ。。

工業生産にしても、中野教授が仰る通りでありまして、加盟によるメリットは出ず、逆に「自分で自分の首を絞めるが如し」の状況となり兼ねない。私はそう考えています。。

物事を考える際は、何ごとも、上っ面だけでなく、じっくりと「深読み」するクセなり習慣を付けるべきであります。。

「木を見て森を見ず」・・・で行動しては・・・大変なことになってしまう。そのことは常に考えなくてはなりません。。

民主党は、普天間で仕出かした「大ヘマ」を、TPP加盟により一気に帳消しにしたいので有りましょうが、国民の生活を人質に、そんなことは、断じて「冗談よし子さん」である。。