griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

問題化し始めた「別れさせ屋」稼業。。

探偵業者が離婚工作などを請け負う「別れさせ行為」について、業界団体の社団法人・日本調査業協会(東京)が調べた結果、非加盟の約270業者がインターネットで依頼を募っていることがわかった。
 「別れさせ屋」と呼ばれる業者には、人を陥れる手口に批判が強く、ネット検索サービス最大手「ヤフー」は2月から、別れさせ行為に関する広告の掲載中止を決めた。
 東京地裁では、昨年4月、別れさせ屋の元工作員の桑原武被告(31)が、五十畑里恵さん(32)を離婚させた後、交際がもつれて殺害したとして、殺人罪などに問われ公判中だ。

 警視庁などによると、桑原被告は2007年6月、IT企業に勤める独身の「ハジメ」と名乗り接近。2人でホテルに入る写真を別の工作員に隠し撮りさせて夫に渡し、離婚を成功させた。桑原被告はその後も交際を続けたが、探偵社を解雇されたトラブルがもとで里恵さんに離婚工作を知られて別れ話となり、激高の末、殺害したとされる。「人をもてあそぶ商売は許せない」と里恵さんの父親は憤る。

 別れさせ屋の問題に詳しい高江洲歳満(たかえすとしみつ)弁護士は「民法には、だまされて行った意思表示は取り消せる規定もある。刑事、民事両面で違法性が高く野放しにしてはいけないビジネスだ」と話す。
 日本調査業協会は別れさせ行為を禁止しているが、探偵業法には規制する法令はない。しかし、警察庁は「個別のケースで法令違反があれば厳正に対処する」としている。 同協会は2月9日午後1~4時、被害相談電話(03・3865・8371)を開設する。 (2010年1月31日03時04分 読売新聞)

別れさせ屋」ねぇ。確かに以前より、こうした話は「ヨタ」としては聞いていた。・・・良く言えば・・・民間の工作員・・・それも極めて質の悪い・・・・しかしながら、その実態は未だ不明な点も多いとされる。。

依頼人の要望を受けて仕掛ける手口には、付け焼刃の三文芝居もやるらしい。だがそれに嵌まった被害も数多く起きていると言われ、すでに事件になったケースもあるとう。その意味で悪質性は高く、便利屋稼業とはカテが違う。。

最近は事件ドラマにも、時々扱われるようになって来た。しかしそれほどまだメジャーな存在とはいえず、危険が身近に迫っている印象は殆どの人がないと思われる。しかし世の中的には、かなり蔓延している可能性もあり、ちょっとショックな感じはする。。

そういえば・・・昔、人気テレビ番組に「Mission:Impossible」というのがあった。ご記憶の方も多いと思う。政府の密命を受けた秘密組織による工作員たちが、悪を相手に命を掛けて戦うというドラマだった。。

世界には冷戦終結後、職を失って行き場のなくなった諜報員や工作部隊が山ほどいるとされ、それらの中には「産業スパイ」に転身しているものも・・・少なくないという話がある。。

噂であり、どこまでが事実かどうかは分からないが、少なくとも今の時代は「利己主義者」らの巣くう世の中とされるだけに、何でも金で解決しようとする傾向が増えているのは事実で、そうしたマーケットに狙いを定めた者が現われても?・・あながち不思議な感じは受けない。。

記事に登場する「別れさせ屋」は、ドラマの「Mission:Impossible」といった正義のための組織とは程遠く、法に抵触するか、しないかのスレスレで生きる・・・サギと紙一重の「騙し屋稼業」・・・あえて、こう表現したら過言だろうか・・・(゚.゚)ノ

ニュースで取り上げられた「別れさせ屋」は、今のところはまだ玉石混合とも考えられ、不法な「振り込めサギ集団」などとは、一線を画す存在かもしれないが、何れも芝居じみた手口を使う点では・・どうも信用ならない存在であり、過信は禁物である。。

何れにしても・・・背景には求める需要があるからであり、そこに供給しようとする者が現われるのは経済の必然である。減らすには・・需要の元から絶たねばならず、今後もトラブルは続くと考えられる。。

今後、よほど悪意的な工作を受けた場合は、何らかの抜本的な法的対抗処置も必要になると考えられるが、それまでは、一人一人が油断のない行動を心掛けてもらいたいものだ。。。