griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

モンテスキュウは、この判決を、どう思うだろうか?。。。

実刑判決を受け、堀江貴文被告(34)の弁護人を務める高井康行弁護士は16日正午、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「あいまいな証拠で認定された不当な判決。実刑は常軌を逸している」と批判し、即日控訴した。【産経新聞 Sankei Web 2007/03/16 13:50】

このところ。富山県警の甘い捜査による誤認逮捕や、「踏み字」で自白を強要した鹿児島県警など、共に立証には「決め手」に、こと欠く状況に有りながら?自供を強要し、或いは誘導し、それを以って無理やり「有罪」に仕立て上げた事件が、後になって「冤罪」であったとはっきりした。この事件から、国民は、検察に今尚、昔の「特攻」姿勢が「色濃く」残っている事を図らずも教えられた。多くの国民も、これには我が身に置き換えて?愕然とさせられたものと思う。。。

今回のライブドア捜査では、もう一人の被告であった「宮内」被告は、一部には「本ボシ」と目されながらも?検察の意に即した自供により「微罪」を勝ち取った。それに引き換え、あくまでも「違うものは違うんだ」として、最後まで、検察の意に沿う自供を拒んだホリエモンには、見せしめを込めた厳しい求刑を求められ、それは今回の「判決」でもくつがえる事はなかった。。。

だが、本来的には、幾ら検察から、自白を強要されようが、あくまでも「やってない」ものは「やってない」として主張すべきが当然であって、なにも事実を曲げてまで?検察におごねる必要などは毛頭ない。むしろその事こそが「冤罪」をつくる源であると知るべきである。その意味で「ホリエモン」のとった姿勢は、宮内と違って実に「要領」は悪いが、極めて正当なるものであり、しかも権力に屈しない「姿勢」などは、若いながらも「見上げたモン」として評価したい。。。

ちなみに、私の知り合いは、かっての「学園闘争」の頃、デモ隊と機動隊の衝突で、「拘留」を余儀なくされたが、彼は拘留中も、今回のホリエモン以上に、徹頭徹尾「完全黙秘」を貫き、それこそ?自らの名前すら吐かず、一切の調書も作らせなかったという。ホリエモンも?彼ほどではないが、相当に根性が座っている様子が感じられ、清々しい気持ちにさせてくれた。。。

いずれにしても今回の「実刑判決」は、余りに「不当」である。重すぎる。ホリエモンは、今回、一貫して「無罪」を主張しているが、なれど?仮にも「上場会社」の社長を務めていた以上、実態の如何に拘わらず「まったく知らなかった」では道義的にも通らない。それは私もそう思う。だが宮内以上の「量刑」は、どう考えても「不当」としか言いようがない。。。

兎に角。引張って叩けば?何かが出て来るだろう?との憶測に基づいて?強引なる見込み捜査は、絶対やってはいけない事である。これを続けるならば?それこそ司法の「命取り」になる事が明白だ。つまりは「正義」の不在である。。。

それでなくとも?ミサワの件は、某メーカーの影響なのか?ウヤムヤ的になり、最も悪いと目されていた「日興」は、なんと「上場廃止」すらなされていない。それこそ?粉飾が疑われる「三洋電機」などには?ライブドアの事を思えば?すぐさま捜査のメスが入って当然と思われるのだが?一向にこれもなされない。。。

私的には、どうも?これが「田舎の警察的」に見えて仕方がないのである。つまりは、本来立ち向かうべき「巨悪」に背を向けて、「弱い者イジメ」にばっかり走っているとしか思えないのである。中には『大ドロボウも、小ドロボウも関係がない』という人もいるかもしれないが、私は、そんなモンではないと思う。ましてや?良く調べなければ?「ドロボウであるかどうか」さえ分からない。今回の検察のように?ハナカラ「決め打ち」的に臨む「やり方」は、あまりに「エグ過ぎる」ものを感じさせ、何とも後味の悪さが否めない。。。

判決を受けて、ホリエモンは直ちに控訴したが、控訴審では、もっと分かり易い証拠を上げ、検察の暴挙を、逐一打ちのめして頂きたい。もとより検察は神ではない。時には間違いもする。人間だから、それは当然としても?その事を「謙虚」に認められるか?どうかで?その人の価値が決まるというものだ。。。

そして、どうか。この国の国民に「正義の存在」を、もう少し信じさせて欲しいものだ。高裁では是非とも、冷静なるご判断を望みたい。。。。