griffin avenue’s blog

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造反議員の復党問題で、新人議員の言い分に理はあるのか?。。。

自民党森元首相は1日、TBSの番組収録で、昨年秋の衆院選郵政民営化に反対して離党した「造反組」と争った「刺客組」の自民党衆院議員について「一回一回の勝負が選挙だ。(造反組を復党させないで)次の選挙まで保証しろなんて、甘えだ。刺客は相手をやっつけたら自分が死ぬものだ。それを助けてもらっている」と述べ、「造反組」復党反対の動きを批判した。【2006年12月1日23時8分 読売新聞】

記事によれば?森元首相は、「一回一回の勝負が選挙だ。(造反組を復党させないで)次の選挙まで保証しろなんて、甘えだ。刺客は相手をやっつけたら自分が死ぬものだ。それを助けてもらっている」と述べたとされる。失礼ながら、この驚がく的感覚が、あの重大事にも拘わらず?ゴルフに興じられた秘密なのかも知れないと感じた。。。

森さんの言う「一回一回の勝負が選挙」というのは、確かに「道理」である。その事に異論はない。しかし 『(造反組を復党させないで)次の選挙まで保証しろなんて甘えだ?』 と言うのは、いったい如何なる論拠に基づくものなのか?その一点に付き理解致しかねる。。。

そもそも、刺客とは誰が名付けたのであろうか??勿論、本人たちではない事は、言うまでもない。当時のマスコミが選挙を 『祭り』 に仕立て上げる為の、単なる「仕掛け」として使った言葉ではなかったのか??にも拘らず?それを引用し 「何故に、彼らは死なねばならぬか?」 と問いかけたい。森さんの発言は、庶民感情に照らしても?余りに身勝手と映った。決して忘れてはならないのは?彼らを担ぎ擁立したのは?ほかならぬ「自民党」である。。。

蒸し返すようだが、先の総選挙は、郵政民営化の是非を問う?言わば「二者択一」を問う選挙で有った。造反された方々は、自分らの選挙区において、支持者に対し郵政民営化に明確な反対を表明し、それを支持した有権者の得票により当選された方々である。であれば?一方的な「復党」表明は、投票した支持者たちに、これ以上の「裏切り」が有ろうかという事になる。それ故に、本来なら『次の総選挙まで待ち、その選挙に、改めて郵政民営化の支持を表明し、当選された暁には、党に対し、正々堂々と「復党」願いを出されるのが「筋」というものである』としている武部さんや、一年生議員の主張の方が、よっぽど「理路整然」としている。。。

ところが、それを理解しない方たちは?これまで自民党を始め、これまでの多くの政党が「離合集散」を繰り返して来た為に、すっかり神経的にマヒしている証拠である。その感覚のズレを、小泉さんの時代に「ようやく立て直した」ハズだった。。。

しかし残念ながら?その核となるべき、小泉さんが「復党反対」議員を諌める発言をされている。確かに 『使い捨てにされる事もある政治の非情さ』 は、一旦、政治を志したなら?好むと好まざるとに拘わらず?覚悟すべき事である。それは分かっている。。。

しかし、そもそも二世議員の諸氏とは違って、確たる地盤を持たない一年生議員の彼らに、造反組みの復党がどれ程、重くのしかかる物か?自民党の重鎮の皆さんも?自らの「駆け出し」のころを思い出されれば?分かろうと言うもの。その上で、次の選挙に、一年生議員と、復党を願い出る無所属議員が、「がっぷりと四つに組んでの選挙戦」なれば?例え?どちらが勝っても、負けても?悔いなきものと言えまいか?それでこそ新しき自民党の姿ではないのか?と私は問い掛けたい。。。 

とは言え。中川幹事長の「ご努力」による、一定の「踏み絵」を踏んでの「復党願い」を、既に、安部総理も、小泉さんも、一様に容認されている以上、自民党ファンの私としては、何時までも「ガタガタ」と言い続ける事はしたくない。新人議員も、一度、党として決まった事なら?従うほかない。それが党員である。それよりも決まった以上は、早く、この問題に終止符を打って、本来の「改革」議論に立ち返らんことを願いたい。。。

ただ、今回の森さんのように、一年生議員を、明らかに愚弄するような不用意発言は、くれぐれも?「お控え」頂きたいものだ。そこまで言うのは?彼らに対し、あまりに非礼過ぎるものである。忘れてはならないのは?彼らの頑張りによる当選のお蔭で、「郵政民営化法案」が日の目を見る切欠になったのである。その事は押さえて置く必要がある。有り得ない事かも知れないが?小泉チルドレンと呼ばれる83人の新人議員が、もし一斉にブチ切れて離党したら?直ちに解散総選挙である。どうか?筋目に見合う可能な限りの「サポート」をして上げて頂きたいと要望する。。。。