griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

007も、まっ青な「毒盛り?」に呆れる。。。。

ロシアのガイダル元第一副首相が訪問先のアイルランドで体調を崩し、毒を盛られた疑いが浮上している問題で、アイルランド警察は30日、捜査を開始した。1日付の英タイムズ紙は、ロンドンで死亡した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会ったロシア人がガイダル元副首相の警備員を務めたことがあると報じ、2つの事件の関連性を示唆した。 ガイダル元副首相は24日にダブリン郊外の大学で開かれた著書に関する会議の後に嘔吐(おうと)して倒れ、一時は意識不明になった。リトビネンコ氏は前日の23日にロンドンで体内に入った放射性物質ポロニウム210」が原因で死亡している。 【日本経済新聞社 NIKKEI NET 更新:2006/12/01 14:01】

本日、封切りになったイアン・フレミング作、マーティン・キャンベル監督の「007。カジノロワイヤル」を見て来た。ダニエル・クレイグ氏の演ずる6代目ボンドは、これまでの「007シリーズ」に見るスパイ映画特有の、アクションに、華やかさとエロスを織り混せた娯楽性溢れる役柄から?今回は、一転して「硬派」のイメージが強い役柄に仕上げられていた(私的には、ロジャアムーアが好きだったが)。。。

スパイといえば?かって米ソ冷戦時代は、国家間のプライドと覇権を賭けて、裏の舞台での壮絶なる「バトル」が繰り広げられていたとされる。しかし冷戦が終結した現代では、彼らの役割も様変わりしつつあるようだ。その一つには、与えられるミッションが「テロリスト」との戦いに移りつつあるらしい。更には、軍事転用可能な最先端技術を持つ各国の企業から、極秘裏に技術を盗み出す「産業スパイ」的な任務になりつつあるとの指摘もある。。。

そんな中、今回、イギリスに亡命中に、何者かに「毒殺されたのではないか?」との疑惑がもたれている元ロシア連邦保安局(FSB)のリトビネンコ氏の生前の動向から、知られざるロシアの諜報局が深く拘わっている可能性が疑われている。それゆえKGB出身のプーチン大統領の「危なっかしさ」が、なんとも気にかかるところである。。。

だがイギリスは、この事件を、極めて慎重に捜査している様である。どの報道を見ても?プーチン政権との直接的な「拘わり」の言及を控えている。思えばイギリスにも「007」で有名になった「MI6」なる諜報局が存在する。おそらくは「お互い様」の事として?深く突っ込める立場に無いのかもしれない。ことによると?表向きとは別に、既に当局同士で片目をつぶり合っている可能性もある。ともあれ普段、私達が映画でしか目にする事が出来ない「諜報部員」たちの知られざる生態が、事件を通して、垣間見れた事は、良くも悪くも興味深き事であり、驚きを隠せない。。。

それにしても「邪魔者は消せ」的な「やり方」は、あの北朝鮮や、マフィアの「やり方」となんら変わらないと言える。しかも?昨今のプーチン政権は、彼が就任した当時から比べると?随分と傲慢な姿勢に変わっているのが?少々気にかかるところだ(日本とのガス田開発。相次ぐ漁船の拿捕etcを見ても)。。。

おそらく大体の方々は「プーチン」より、「ゴルビー」に好感を寄せているのではないだろうか?しかも個人的には、プーチン大統領の?あのKGB仕込みの?「猜疑心」旺盛な「目付き」には些か好感が持てないが、日本の「外交スタンス」としては?例えプーチンがどうであれ?ロシアとは、中国以上に、密接に付き合うべき存在と考えられる。それゆえ両国の関係改善が「急がれている」事には、まったくの無論である。その意味で、有り得ない事とは思いつつも?私的には、愛すべき、あの「ゴルビー」の復権を、是非とも期待したいところである。。。。