griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

「超高層ビル」といえど油断は禁物。。。。

巨大地震に伴って発生する揺れの周期が数秒以上のゆっくりとした「長周期地震動」の影響で、超高層ビルなどに対し、これまでの想定以上の負荷がかかり、損傷する恐れがあることが、土木学会と日本建築学会の調査でわかった。両学会は20日発表した共同提言で、地震エネルギーを吸収する装置を設置するなど、補強工事を行うよう建築物の耐震性向上を求めた。 長周期地震動は、周期が数秒から十数秒程度のゆっくりした揺れ。2003年9月の十勝沖地震の際に、北海道苫小牧市の製油タンク内の液体と共振して、タンク損傷の原因となった。また、超高層ビルや長いつり橋など巨大な建築物と揺れの波長が合うと、共振して大きな揺れをもたらす恐れがある。 【読売新聞 11月21日1時19分更新】

直下型などとは違い、遠方で起きた震動に起因する長周期地震動の本格的解明と対応は、未だ道半ば状態だ。その意味で記事が伝える内容は、まさにその通りだ。過去には阪神淡路の大震災で、建築家の関心の的だった瀬戸内大橋が長周期波動にもしっかり耐えた。しかも今の建築物は最新の耐震構造で設計されているハズだから?極端にビビリまくる必要もないと思われるが、何れにしても?一たび事が起これば?状況に依っては相当なる被害も考えられる。以前よりこの事を指摘するゼネコンもあった。今回の発表は改めてそれを肯定する警告なのだろう。。。

そもそも地震国ニッポンにあって、国土の全ての地質調査が終わっている訳ではない。小国日本とは云え?小さいながらも国土?その全てを知るのは?あまりに非現実的すぎる。首都圏など人口密集地については、建造物の更新も頻繁なので、比較的細かい調査も終わっていようが?国土の大半を占める山間部や海底などとなると?殆ど手付かずの状態と云える。。。

新潟中部地震の時も、新たに未発見の断層が複数確認されていた。しかも未発見の断層が全国に、まだどのくらい有るのか?想像も付かない状態にある。それほど地下の事は分かっていないのだ。それ故に地下を伝わる地震波を、「スーパーコンピューター」で解析しようとしても?データー自体が不足しているから?どこまで正確か予測が付かない。やはり日本の地下は「モグラ」に聞くしかないというのが実情なのだ。。。。