griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

マクドナルドの売り上げが戻って来ない。。

「おかしい。顧客が戻らない」。2012年夏、日本マクドナルドホールディングス会長兼社長の原田泳幸(64)は手元に上がってくる販売実績に首をひねった。11年夏は福島原発事故に伴う節電で売り上げが減ったが、12年には戻ってくるとの読みがあった。何が問題なのか。自問自答した結果、一つの結論に至った。「もはや100円メニューにお得感はない。新たなバリューの提供が必要だ」・・・・2013/1/23 7:24 日本経済新聞 電子版

先日、たまたまテレビを点けていたら、某局のTV番組に「ニトリ」の社長が出ていて、「国民に役に立つならデフレも悪くない」などという持論を盛んに述べていた。。

私も「ニトリ」や「ユニクロ」などのショップは、安さも手伝って普段から便利に利用させてもらっているところ。。

そんな私が言うのも変な話だが、・・・・彼らがこの国の「デフレ」促進に一役買っている企業・・・・という印象も一方にあって若干後ろめたさが否めないでいる私であります。。(ーー;)

記事を見ると、値下げしても「顧客がが戻って来ない」のを訝るマクドナルドの原田社長でありますが、デフレの進む時代、「安さ」は重要なファクターとしても、「安ければ何でも売れる」時代ではなくなっている、と私は思います。。

原田社長には、その変化を是非とも感じ取って貰いたい、そう願う次第であります。。

おそらく「80円マック」に値下げしても、この流れは変わらないと推察されるところ。。

かくいう私ですが、マクドナルドを頻繁に利用してる訳ではありません。でも一定期間食べないと?無性に食べたくなるという性癖があり、普段から車を足代わりに使っている私はマックのドライブスルーが空いてるのを見計らって、時折り利用しているところであります。。^^

ところが同じく「安さ」を売りにしている「ユニクロ」の方はというと、これがまたまたチョクチョク利用してしまうのでありますよ。。(^^ゞ

ユニクロの手がける「イメージ戦略」にまんまと載せられてしまう軽薄さもあるのでしょうが、「安い」のみならず優れたハイテク素材のイメージが強く擦り込まれているセイか「お買い得」感が強いのです。。

ここが凄いとこだと思います。。

難点は「出回り過ぎ」ていて、至る所で被り捲くる点だが、併せる服に個性を持たせれば?意外に快適に使える便利さがあるのも事実。。

だもんで比較的高所得とされる方々にも広く利用されているところが「ユニクロ」の強みではなかろうか、この辺りは同じく低価格路線を取っている「しまむら」とは真逆に近い生き方と感じている。。

同じ視点で「ニトリ」とか「マック」の方を見てみると、「ユニクロ」ほどイメージ戦略が構築出来ていない為か、「値段相応」というイメージが拭えないでいるところ。。

思えば、昨年の総選挙を経て再び政権交代が実現し今や日本経済の再生に期待の掛かる安倍新政権・・・・

アベノミクスとされる「三本の矢」が、総理自らの発案で進行中だが、はたして思惑通りに「デフレ脱却」がなるものか、まずは期待先行で株価も上昇を始めた。。

ちなみに、今、この国を二分する争点の一つに「TPP加盟」論議があるのを皆さんご承知と思います。仮に日本が加盟すれば、売り上げ低下に悩む「マクドナルト」などには朗報かもしれないが・・・・

その一方で総理自らが日銀に課した「インフレターゲット」を、その言い出しっぺたる総理自身が反故にする恰好は否めず、「梯子外し」の汚名は避けられないところとなる。。

当然、野党側からは政策の矛盾を厳しく指摘されるであろうし、それにより国会の審議は荒れに荒れ捲くることが予想される。。

いずれにせよ、内閣の命運を賭ける「デフレ脱却」政策が見ごと功を奏さねば、それは単に政局が混迷するのみならず、この日本に「二度と『デフレ脱却』のチャンスは巡って来ないかも知れない」という強い危機感を安倍総理にも持って頂きたい。。

その上で是が非でも成功に導いて貰わねば困るところ。。(ーー;)

似鳥社長のように『国民に役に立つならデフレも悪くない』などと信念を持って行動している者も一方にいることを考えると、そうした者らに、価格以上の「お買い得感」がなければ消費者はついて来ないことを、如何に説得し、排除出来るか・・・・

「マック」の売り上げダウンは正しくそれを象徴しているものであり、コンシューマーの意識が変わりつつあるのを、デノミ容認論者も敏感に感じ取るべきである・・・・と私は思う。。

繰り返すようだが、売れないのは将来不安による「買い控え」もあろうが、それ以上に消費者の「選択」が進んでいることを示すものであり、魅力の無いものは、どんなに安くても買う気にはなれないのである。。

目下、業績好調と伝えられる「ニトリ」も、一たび消費者の視点を見誤れば、たちどころに市場から淘汰される憂き目もあり得ることであって、決して安閑とすべきものではないのだ。。(゚.゚)ノ

まさしく、それこそが市場原理・・・・しつこい様だが、デフレ是認論者も、そのことをシッカリ肝に銘じるべきである。。

アベノミクス」を日本経済の再生に向けた「ラストチャンス」として捉え、これを「商機」とし逞しく復活して貰いたい。。

日経の記事を読みながら、ふと、そんなことを思った私でありました。。。\_(-_- 彡