griffin avenue’s blog

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オリンパスによる巨大粉飾疑惑。。

光学機器大手、オリンパスは巨額の損失を隠していたことを8日、ようやく正式に認めた。
社長が2度にわたって記者会見を開き、疑惑を否定し続けた名門企業の不正な会計処理は、バブル崩壊による財テク失敗を隠蔽し、経営への悪影響を避ける目的があった。
(2011年11月9日11時28分  読売新聞)

これ以上、バックレ続けることは・・・足掻くことは・・・もはや無理だと悟った中で、ようやくにして罪を認める・・・これって?どう考えても、誰が見たって悪質極まりないものと違うのか・・・・

この事件を見ていたら、つい五年前に起きたライブドア事件のことが思い出していた。。

あの時の扱いは、聞きしに勝るほど酷いものだった。マスコミや、それに煽られた検察の対応たるや最低を極めていたと思っているところ。。

前代未聞の捜査手法の数々に始まり、全てがマスコミのミスリードに踊らされた検察の描くストーリーに基づいて決め打ち的になされていた様に見える事件だった。。

勿論、火中の人物・・・堀江被告本人とて、道義的に見て、自身が完全無罪であるなどとは、間違っても思っていなかったものと信じる。。

ただ・・・少なくとも、過去の事例に照らし、あそこまで罵倒され、あそこまで極悪人扱いされる謂われはないだろう・・・と思っていたのが・・・事実ではないだろうか・・・

むしろ・・・今回発覚したオリンパス疑惑の方が、それらより遥かに遥かに悪質と言えまいか、・・・

単に額だけを比較すれば、ライブドアと、今回のオリンパス事件では、おそらく十倍近い開きがあるように思われるのだが・・・

無論のこと、問題が額だけではない・・・のは承知しているところだが、本件の場合、代々の経営陣が申し合わせして隠ぺいを続けて来たのが、仮に事実とすれば、間違いなくライブドアの悪質さを・・・遥かに超えた企業犯罪と言ったら?言い過ぎか・・・

ちなみにライブドア事件の時は、関わったとされる社長以下経営陣が一斉に逮捕され、会社自体も上場廃止にされ、それによる投資家の被った被害は計りしれぬものとなった・・・のは周知の通り。。

今さらそれらを蒸し返しても始まらなきことながら、過去の類似事件と比較し、明らかに不平等極まりない、如何にも公平さを欠く捜査手法により、多くの国民が、国権への不信感と失望を露わにしたのは・・・事実だったと思う。。

今回のオリンパスの粉飾事件は、これから捜査が始まる段階であろうから、今からあれやこれや言うのもなんであるが、少なくともこれで、ライブドア事件より軽い扱いだったら、司法の信用性は、いよいよ以て、地に堕ちたといっても、私は過言ではないと思っている。。

それでなくても、鳩山や小沢を始めとする政治と金の問題に見られるように、検察に見る司法側の姿勢は「臭い物には蓋」、「長い物には巻かれろ」的な姿勢がアリアリであり、・・・

それが一たび話題性のある事例と見るや否や、今度は手のひら返しで、面白がるように叩いて見せる・・・こういう不公平極まりない姿勢を見せつけられて・・・何にも感じない国民などいないと思うし、もしも、いるとするなら、あまりに情けない。。

このような司法の姿勢は、誰がどう考えても、どう割り引いて見ても、世の中の「薄汚いもの」にしか映らず、このような不条理が、平気で罷り通る世の中にして・・・良い訳がない。。

今回、オリンパスの粉飾疑惑が公になった以上、司法としては、マスコミとしては、オリンパスが、如何に歴史のある優良な企業であろうと、なかろうと、一切の特別扱いをすることなく、今度こそ、今度こそ、国民の誰もが納得する、公平感の感じられる、真面目な真面目な裁判をやってもらいたい。。。