griffin avenue’s blog

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ポラロイドが経営破たんする。。

特殊フィルムを用い、撮影後すぐに画像が見られるインスタントカメラで一時代を築いたポラロイドが米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破たんしていたことが20日、分かった。リストラを加速し早期再建を図るのが目的としている。負債額は不明。 同社は声明で、経営の悪化について、2005年に同社を買収した投資会社ペターズ・グループ・ワールドワイドが不正疑惑で取り調べを受けた結果だ、とも説明。 ポラロイドは買収前の01年にも同11条の適用を申請し、経営破たんした。現在は、液晶テレビやデジカメなどを生産している。(共同)  (2008年12月20日22時41分 スポーツ報知)

激動の時代にあって、時代の変化に押し流されてゆく製品は多い。記事に依れば、ポラロイド社が破綻していたという。そこに至る背景は単純ではなさそうだが、兎も角も、う~むである。。

今年の5月ごろには、国内の理想科学が主力製品の「プリントゴッコ」を突如販売中止にした。この季節になると思い出される愛着ある製品だったが、時代の変化の前にはなすすべもなかったと見える。。

一方、ポラロイドカメラは、カメラ屋に現像を依頼せずとも、その場で現像することが出来るものとして、フィルム自体は割高であったが、その利便性の高さから、さまざまな場面に利用されてきた。。

大学時代、コンパなどで、夜、飲み歩いていると、暗い路地裏から、一目で、その筋の方と分かる人が出て来て、「お兄さん!いい写真が有るんだけど買わない?・・」などと、よく声をかけられたもんである。それらは、大概、ポラロイド写真を利用したものが多かった。。

つまりは、ある意味、現像に出すには憚られるような写真をも撮ることを可能にする画期的さがあった。今はデジカメ全盛の時代にあり、誰でも、その場で何度でも、消しては撮り、消しては撮りと出来るため、ポラロイドのもつ特性が特性でなくなってしまったことが埋没の要因と考えられる。。

それにしても、あっちに、こっちにと、数奇な運命を経て今日に至っているポラロイド社だが、今は液晶テレビやデジカメを生産していたとされるから、この間にも積極的な事業の転進を進めて来たことは確かなようだ。だが一歩及ばなかったことは残念である。そして懐かしい機器が、また一つ、また一つと消えてしまうことに寂しさを禁じえない。。。