７日未明、高知市小石木町の市営住宅（鉄筋３階建て）の２階の一室が全焼し、焼け跡からこの部屋に住む無職、高橋誠さん（４６）の焼死体が発見された火災で、高橋さんの妻が「夫にガソリンをかけて火を付けた」と供述したことから、高知南署は同夜、殺人容疑で妻を逮捕した。
同署によると、妻は「夫から暴力を振るわれている」と同署に相談していた経緯もあり、詳しい動機などを調べている。 高知新聞 The Kochi Shimbun 2011年06月08日08時34分
ガソリンで焼き殺す？・・・
記事を見ると、＞妻は「夫から暴力を振るわれている」と同署に相談していた・・・という。。
事実なら、この容疑者・・・相当に追い詰められていた様子が窺える。。
この事件では子供も軽い怪我をしている。それ故、無理心中という線も無くは無いが、何れにせよ、思い詰めた挙句の犯行であることは間違いない。。
「やられる前には、やるしかない」・・・と覚悟したのかもしれない。。
しかし「焼き殺す」・・・という殺害方法は、他の殺害方法に比べ、被害者に対し、激しい恐怖と苦痛を伴わせる方法といえる。。
にも拘らず・・・その方法を選んだのは、・・・それだけ激しい「憎悪」が有ったことを指している。。
以前、美輪明宏が某局のラジオの番組に出演していた時のこと、・・・その時語った、彼？独特の「夫婦論」が今も私の頭から離れないでいる。。
美輪明宏いわく、・・・夫婦とは、・・・毎日セックスをしたくなるほど愛し合っていても、・・・次第にセックスが週一になり、・・・月一になって行くものだと・・・
そして歳月と共に、・・・何ヶ月もセックスなしで居られる夫婦へと変質し・・・ふと気が付けば・・・まったくのセックスレス夫婦になっている・・・と 。。
いくら愛し合って結婚した夫婦であっても、・・・「恋愛」は、いつしか「友愛」へと変わるものであり・・・やがては、愛のない「同居人」に変質してゆくものである・・・と。。
そして・・・或る日を境に、突如、「隣人愛」へと目覚め、・・・晩年には「人類愛」へと進化してゆく。。
それが・・・「夫婦」・・・であると・・・http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif
まぁ。結婚は愛し合った上での結びつきに違いないが、・・・所詮は「他人同志」の結びつき・・・
年月を重ねるうちに、互いの見えていなかった価値観の差が表に現れ、それらが徐々に負担となり、気持ちにも隔たりが出て来る・・・
・・・がしかし、それは仕方のないこと。。
価値観や性格の不一致なるものは、何処の夫婦でも、少なからずあって当然であり、・・・だとしても、普通は、そこから「殺意」まで抱くことはない。。
記事の夫婦も、こうなる前に、もっと早く、何らかの「修復」が出来なかったものかと・・・今更ながら・・・惜しまれる。。http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_2.gif
