警視庁牛込署は７日、自宅で同居の知人男性を殺害したとして、殺人容疑で東京都新宿区富久町、パートタイマー、根本京子容疑者（５５）を逮捕した。 同署によると、根本容疑者は「男性が働かず、将来を悲観した。漬け物石で頭を数回殴り、毛布で口をふさいだ」と供述している。 逮捕容疑は、７日午前１１時半ごろ、東京都新宿区のアパート一室で、寝ていた５０代の無職男性の頭を数回殴るなどして殺した疑い。 この日は家賃の支払日だったという。根本容疑者は７日午後２時ごろ、警視庁に「男を殺しました」と自首した。
MSN産経ニュース 2009.12.8 01:29
漬物石で殴った？・・・一面だけを捉えて見ると・・・相当に「おっかねぇ」女に見える。。
それにしても、身近にある漬物石が凶器に変わるとは・・・ギャグとしては有りそうだが・・・実際に使われてみると・・・やはり凄すぎる。。
背景には経済的に切羽詰まっていた様子が窺がえるが、それでも「殺す」まで思い詰めるとなると？・・相当な決心が必要であり、改めて憎しみの激しさが感じられる。。
おそらくは今回、男が放った何らかの一言が切っ掛けとなり、鬱積した憎しみが堰を切ってしまったと見える。。
ちなみに逮捕された容疑者だが、犯行後、自らの意思で「自首」している。当然、そこには打算も働いていようが、いずれにしても、根っからの悪人ではなさそうだ。真面目な人ほどストレスが溜まり易い。。
一方で「働かない」との理由で殺されてしまった男性の方も、今どき、この方の年齢では、自ずと仕事も限られており、仕事に就きたくても・・就けないという人は数多いる。今の世の中、そういう状況が至るところにある。。
その昔、「さくらと一郎」という歌手がデュエットで歌っていた「昭和枯れすすき」 という曲があった。全編に渡り哀愁が漂うエレジーで、情感を込めて歌われると・・・思わず「しんみり」してしまう曲だった。。
記事の女性も、厳しい時世の折り、精神的にも追いこまれてナーバスになっていたのだろう。精も根も尽きてしまった末の犯行と見られる。。
勿論、同じような環境にいる人は、世の中には数多くおられる訳で、それでもって殺人を是認する理由にはならない。。
ただ、この件以外にも、最近は老々介護などが原因で、殺人事件や心中に至る例も少なくなくなった。背景には痛ましさを禁じえない事情も窺がえ、何ともやるせない年の瀬になって来たものだ。。＼_(-_- 彡
