griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

麻生さんは、下ろされるより、自らの意志で身を引くべきだ。。。

麻生太郎首相と距離を置く自民党中川秀直元幹事長は15日、党大会に次ぐ議決機関である両院議員総会を求める署名が130人超に達したことを記者団に明らかにした。現職閣僚の与謝野馨財務・金融相、石破茂農相も署名、衆院解散の先送り論が再燃した格好だ。ただ、首相は閣僚を罷免してでも想定する21日に解散を断行する構えだ。
 党則では開催のために所属議員の3分の1(128人)以上の要求が必要と規定。中川氏らは16日に細田博之幹事長らに賛同議員の署名を提出し、週内の総会開催を求める。東京都議選など大型地方選連敗を総括する目的で賛同者を幅広く募ったが、実際に総会が開かれれば首相退陣や総裁選前倒しの要求がわき起こる可能性もある。中川氏は15日夜、記者団に「首相には名誉ある決断をしてもらいたい」と退陣を求めた。
 総会開催に賛同した与謝野氏は15日夜、記者団に「私は1人で行動している。党執行部が所属議員の意見を聞くのは当然で、避けて通る必要はない」と指摘した。 【日本経済新聞社 NIKKEI NET 2009.07/16 00:43】

自民党の良心、そして改革の旗印である中川秀直さんが頑張っている。その姿は立派そのものであり、小泉さんからの「改革の志」を受け継ぐものとして、心からの声援を送りたい。。

思えば?・・福田さんに代わる昨年の総裁選挙では、今更ながらだが、当ブログでは、度量と愛嬌に加え、ずば抜けた判断力と決断力を有する小池百合子さんを一貫して推してきた。。

総裁選では、最後まで善戦していた小池さんだったが、投票においては、派閥の縛りをキツくされ、それが小泉改革の流れを止めたい思惑とも合致して、今日の麻生政権が誕生したものと見ている。。

その証拠に、麻生内閣においては、かって郵政民営化に反対してきた者らを次々閣僚に据えるなど?恐れを知らぬ暴挙に出た。実は安倍内閣福田内閣も、皆、これで墓穴を掘っているのである(その学習が全く出来ていない)。。

ちなみに麻生さん自身は、政治家としての毛並みがズバ抜けて良いことで知られている。しかも多くの議員から「信念のある人」とされてきた。私的には、とてもそんな風には見えなかったが・・・

イメージ的には、持ち前の「軽口キャラ」に加え、決断力も鈍く、血統の割には行儀も良くない。「マンガを小脇に抱え、口をへの字に曲げて、にこやかに笑い、ズボンのポケットに手を突っ込んで、首をフリフリしながら歩く姿」は?・・・如何にも「田舎のオッサン」そのもので、これだけでも?日本人の代表としてサミットなどに行かせるのは?・・恥ずかしくなる。。

ともあれ、毎度、毎度、総裁選に立候補し、落選して来た麻生さんだったが、今度ばかりは違っていたようで、「あすなろの精神」でチャレンジして来たことが、初めて実を結んだ形となった。だが派閥の支持を取り付けてなった内閣だけに、閣僚名簿も派閥横断型にならざるを得ず、当然、考え方の違う閣僚も多く入閣となり、お騒がせ発言のトラブルを招く原因になっている。。

それにしても?麻生さんの新総裁としての任務は、就任直後に直ちに解散することにあった。だが予期せぬ世界金融危機を迎え、状況が一変したのは已む得ず、そのことで麻生さんが責任をどうのこうの?と言われる謂われはない。それは承知している。。

その後、各国は自国経済の再建に全力を挙げるようになる。そんな中、日本だけが、呑気に総選挙などしている場合でないことは無論のことであり、マスコミや野党らの繰り返す「解散」の催促は「間違っている」と、当ブログでも指摘してきた。。

そこに加えて、さらなる事態が麻生内閣を襲う。それは北朝鮮の核開発の再開表明であった。そういう状況の中では、なお更のこと、総選挙などに踏み切れる道理もなく、ここでも麻生さんを責めることは出来ない。。

が、しかし、それは春先までのことである。本予算が通り、景気対策の為の追加予算も通り、それに関連する各法案が無事成立した段階で、麻生さんが総理として最低限なすべき責務は十分果たしたことになる。この段階で粛々と解散すべきだった。。

であれば、例えその後、どういう選挙結果になったとしても・・それは自民党への評価として受け止めるべきものであり、麻生さん一人の責任ではないことは明白である。ここが花道だった。。

しかし、解散すべき時に決断しないばかりか?・・ますます保身に色気を出し、ダラダラと政権延命に奔走した揚句の果てが、このザマである。その事を、まず以て、反省してもらわねば困る。。

とはいえ、ここまで政権を引っ張ってしまった以上は、今さら解散しようが、しまいが、残された総理の任期と大差なく、敢えて解散を急ぐ意味が?・・どこにあるのか?・・私としても信じがたい気持である。我が家でも、この話になると、大体、この意見に落ち着く。。

それを、今さら解散などと言い出すのは、総理になった以上は、「一回は解散の気分を味わいたい」などとする?幼稚な発想としか思えない。少なくとも、そう誤解されるような?・・稚拙な行動や発言は止められた方がいい。。

繰り返すまでもなく、麻生総理としては、何よりも保身に走ってしまった自分を、まず反省し、ここまで来たら?・・自らの意思で身を引いて(不名誉は否めないが・・・)、党の為に『解散』ではなく、政権移譲でケジメをつけるべきである。苦渋の判断で「解散を断念」した海部内閣の例もあるではないか・・・

みんなから「麻生さんじゃ?もうダメだ」といわれながらも女々しく保身を続けるのは?・・彼の先祖さまに対しても恥ずかしかろうと存ずる。見苦しき振る舞いはすべきではない。。

さもなくば?・・ウルトラ的に、外部から酸化還元剤に相当する人物を招いて、全てを委ねる?手もあったのだが、今となっては、それも遅い。。

自民党は、もともと総理の資質にないものを、総理に祭り上げた派閥力学を、何よりも反省すべきなのであり、今さらジタバタしても全てが遅いと諦め、あとは運を天に任せ、「憲政の常道に従う」他はない。。

そして、来るべき総選挙には「腐ってもタイ」の誇りを忘れず、これぞ王者と思わせる心に残る戦いを見せて頂きたい。。。\_(-_- 彡